総務常任委員長の報告をいたします。
12月4日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願並びに継続審査中の事件につきまして、12月9日及び10日の両日、委員会を開催し「麓刑務所」及び「佐賀総合庁舎」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
甲第46号議案中本委員会関係分、乙第63号議案から乙第66号議案まで4件、乙第74号議案及び乙第79号議案、以上7件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、乙第90号議案「教育委員会委員の任命について」、乙第91号議案「土地利用審査会委員の任命について」をそれぞれ採決した結果、全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
次に、請第2号請願「私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担の軽減・教育条件の改善をもとめる請願書」を採決した結果、全会一致をもって原案のとおり採択いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 NHK受信料については、全国や県内の自治体と連携して国やNHKへ受信料制度の改善に関する提案や申し入れを行うとともに、視聴を目的としない機器については、受信機能の無効化を行うなど適切に対応されたい。
との意見が出されました。
続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
まず、県立大学関係として、
◎ 設計コンセプトの概要及び基本設計における建物や施設設備の概要並びに公表された基本設計に設定した理由
◎ 基本設計段階での「さがすたいる」の取組やオールジェンダートイレの概要及び今後の取組予定
◎ 将来の設備更新に対する考え及び今後のスケジュール
◎ 学生等の県立大学への通学手段や近隣駐車場の概要及び周辺施設への迷惑駐車防止に対する県の考え
◎ 全体事業費と想定される財源及び県債の償還に関する方針並びに県財政に与える影響
◎ 県立大学に対するふるさと納税や寄附募集の概要
◎ ベースキャンプの進捗状況及びベースキャンプへの移動手段
◎ 県立大学に求める教員像及び目玉となる教員の採用に対する県の考え
◎ 住民説明会の開催計画及び説明内容
◎ 留学生の授業料に対する県の考え
◎ 高等専門学校ではなく大学を設置する理由
◎ 県民世論調査の結果の受け止め及び県内企業が求める人材並びに県民理解の促進に向けた取組
などの質疑が行われました。
次に、佐賀駐屯地関係として、
◎ 環境保全と補償に関する協議会の開催状況や協議内容及び今後の開催予定
◎ 海水混合施設の不具合による水田の冠水時の状況と被害内容及び原因と今後の再発防止対策
◎ 駐屯地の見学希望者への対応方法や申込状況及び駐屯地の地域との調和に向けた取組
などの質疑が行われました。
次に、DNA型鑑定不正事案について、
◎ 県議会決議や弁護士会会長の談話等の受け止め及びこれまでの再発防止の取組並びに今後の再発防止と信頼回復に向けた取組
◎ 警察庁による特別監察の概要とこれまでの事例
◎ 特別監察の中間報告と県警察の調査との関連及びその受け止めと県警察の対応並びに今後の流れ
◎ 佐賀県公安委員会の役割や会議録の概要とそのあり方及び「監察の指示等」の検討状況や国家公安委員会との連絡状況並びに第三者による調査の必要性
などの質疑が行われました。
次に、その他所管事項一般として、
◎ 公衆衛生医師の採用と配置状況や長期定着に向けた取組及び保健所の持続可能な体制構築に向けた県の考え
◎ 県の行政デジタル化の方針や情報セキュリティ対策の概要及び業務効率化の取組とその成果や課題並びに今後の取組
◎ 警察官の適正配置の基準と充足率や近年の採用試験情勢と退職者の状況及び採用募集活動に関するこれまでの取組並びに今後の取組方針
◎ 暑熱対策等の勤務環境の改善に向けた取組及び警察の組織力の維持向上に向けた今後の取組
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1 財政確立について
1 政策の企画・調整について
1 危機管理・報道行政について
1 総務行政一般事項について
1 警察行政について
以上5件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。