議案等の審議結果
令和2年6月定例県議会
委員長報告
農林水産商工常任委員長報告
委員長 古賀 陽三
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
6月19日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月24日及び25日の両日、委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第41号議案中、本委員会関係分、甲第42号議案、乙第51号議案、乙第52号議案及び乙第56号議案、以上5件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 新型コロナウイルス感染症の影響下における県内商工業者への支援については、経済活動の再開に向けて地域における賑わいが創出される新たなまちづくりの促進や、事業者が安心して事業を継続でき生産性の向上が図られ、業績の回復につながるよう事業の実施に積極的に取り組まれたい。
1 新型コロナウイルス感染症の影響下における県内農林水産業への支援については、たまねぎ農家への支援策や、花や水産物の需要喚起策を行い、生産者が次期作等に意欲を持って取り組めるよう事業の実施に積極的に取り組まれたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎「DX・スタートアップ推進室」の概要や取組内容、「産業スマート化センター」の概要と事業の成果及びIT産業振興の取組みと成果
◎Society5．0の他分野への拡大や今後の展開策と、庁内のICT人材育成の必要性及びデジタルトランスフォーメーションいわゆるDXの推進に向けた今後の取組み
◎大学新卒者の県内就職の状況と県内企業の人材確保の取組みへの支援策及び学生への佐賀県の魅力発信に向けた今後の取組み
◎佐賀産日本酒の振興における「佐賀県原産地呼称管理制度」の概要と制度導入による効果、新型コロナウイルス感染症による影響と支援策及び
今後のイベント等への対応策
◎「佐賀支え愛」の目的や、これまでの取組内容と課題及び電子商取引いわゆるECを活用した生産者への販路拡大支援策並びに今回の経験を生かした今後の対応策
◎「SAGABAR」の設置目的や、昨年度の実績とその評価、周辺の飲食店への誘導策及び今後の取組み
◎「トレーニングファーム」における研修施設の概要と研修による収穫実績の状況、研修生の就農に向けた課題と対応及び新規就農者の安定的な
確保・育成に向けた今後の取組み
◎女性農業者の現状や活躍の事例と課題、農村ビジネスに対する支援策及び今後の取組み
◎農業大学校の概要や入学者数の推移と卒業後の進路状況及び農業大学校の魅力向上に向けた今後の取組み
◎新型コロナウイルス感染症により影響を受けた花きや肥育農家に対する経営の継続に向けた支援策と今後の支援
◎新型コロナウイルス感染症拡大による野菜への影響と生産農家への支援策及び今後の野菜の生産振興に向けた取組み
◎ドローンによる植林地への薬剤散布実証試験の概要、薬剤散布の環境影響調査結果や県民との意見交換の内容を踏まえた今後の実証試験の進め方
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。