議案等の審議結果
令和2年9月定例県議会
委員長報告
文教厚生常任委員長報告
委員長 原田 寿雄
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
9月16日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、9月23日及び24日の両日、委員会を開催し、「武雄市こども図書館」及び「おもやいボランティアセンター」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第45号議案中本委員会関係分、甲第48号議案、乙第66号議案及び乙第67号議案、以上4件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました、付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1コロナ禍における野外活動について、新しいアウトドアスタイルの提案による県内市町のキャンプ場の新たな利用者の掘り起こしにより、利用者増加につなげるとともに交流人口の増加を通じた地域活性化にも努められたい。また、少年自然の家での野外活動の活性化に向け、自然体験活動の指導者養成に取り組まれたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎読書バリアフリー法を踏まえた、県内施設における読書環境整備の現状と今後の取組み及び「読書バリアフリー計画」の策定に関する県の考え方
◎県のこれまでの人権啓発施策と、それによる県民の意識変容、新型コロナウイルス感染症に係る人権問題の認識と県の対応状況及び市町の取組みへの支援の必要性
◎コロナ禍における市町の一般廃棄物の処理状況と事業継続に向けた協力体制及び「廃棄物に関する新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン」を踏まえた県の対応
◎「佐賀県 手話言語と聞こえの共生社会づくり条例」の規定に基づく聴覚障害者への支援の取組状況及び一定の成果と課題を踏まえた今後の県の取組み
◎コロナ禍での、国民健康保険税減免の制度内容と実績及び傷病手当金の制度内容と支給対象者の範囲
◎新型コロナウイルス感染症によるがん検診受診への影響と「新しい生活様式」の中での受診率向上に向けた今後の取組み
◎待機児童数の推移と放課後児童クラブの施設整備の状況、放課後児童支援員の確保への取組み及び待機児童解消に向けた今後の取組み
◎特別支援学校のスクールバスの、導入の経緯と通学支援の考え方及び新型コロナウイルス感染症対策でのスクールバス増便の考え方と対応期間
◎市町立小・中学校における特別支援学級数、児童生徒数、特別支援教育支援員配置数の推移と特別支援教育支援員の拡充の必要性、県立特別支援学校の整備の状況
◎県立特別支援学校における幼児児童生徒数の推移と大和特別支援学校の整備状況及び中原特別支援学校の整備の必要性
◎少人数学級の導入に関する国の動きと県教育委員会の受け止め及び今後の対応
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1県民環境行政について
1健康福祉行政について
1男女参画・子育て行政について
1教育の振興について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生 常任委員長の報告を終わります。