議案等の審議結果
地域交流・県土整備常任委員長報告
委員長 向門 慶人
地域交流・県土整備常任委員長の報告をいたします。
3月3日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月8日及び9日の両日、委員会を開催し、「国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所」、「株式会社サガン・ドリームス」及び「佐賀市アスリート寮」の現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第2号議案中、本委員会関係分を採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第9号議案中、本委員会関係分、甲第15号議案及び乙第12号議案から、乙第14号議案まで3件、以上5件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 九州佐賀 国際空港については、利用者の利便性向上のための駐車場有料エリアの整備、子供たちの未来につながるようなメッセージ性のある多目的スペースの整備及びこれらに関する利用者への周知に努められたい。
1 通勤・通学の足として住民の生活になくてはならない大切な公共交通機関である在来線については、JR九州の駅体制見直しに伴う駅の無人化による安全面や利便性の低下に対する地域の不安の解消に努められたい。
1 SSPトップアスリート育成好循環創出施設整備事業については、世界に挑戦する佐賀ゆかりのトップアスリートを育成し、選手引退後は佐賀に戻り、指導者として次世代のアスリートの育成に繋がる好循環が創出されるよう取り組まれたい。
1 日本を代表する歴史資産である名護屋城跡を起点に、周辺の陣跡周遊を促す「はじまりの名護屋城。」プロジェクトでは、地元の賑わいが重要であるため、観光関係者やボランティア団体などと協力しながら推進されたい。
1 SAGAアリーナについては、県内外から多くの方が来場されるよう久光スプリングスとも連携されながら、佐賀ならではの魅力的なコンテンツの充実を図られたい。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました、主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 最高速度時速200キロメートル程度のフリーゲージトレインに関する県民への正確な情報発信の必要性、県が考えるフリーゲージトレインの走行区間と開発が可能と考える理由や開発費負担の在り方及び新幹線に対する認識
◎ 建築展開催事業の目的や内容、企画展で紹介する建築家3人の出身地である唐津市との連携及び来場促進の取組み
◎ 佐賀県登録文化財制度創設の背景、制度の概要と期待する効果及び県指定史跡「鵜殿石仏群」の現状と今後の保護の取組み
◎ 競技力向上によるSAGA2024までの目標やコロナ禍における強化策及びSAGA2024に向けた選手強化の取組みや競技団体に対する支援
◎ 令和3年12月に開催された全日本420級セーリング選手権大会のインターネット動画配信における実証実験の成果及びSAGA2024におけるインターネット動画配信の実現に向けた課題と今後の取組み
◎ サイクルツーリズムの推進におけるサイクルモデルルートの設定とルート整備の概要及びこれまでと今後の取組み
◎ 国道204号における唐津市竹木場地区、肥前町万賀里川地区、肥前町切木地区の道路整備に関する現在の取組状況及び今後の取組み
◎ KIZUKI・看板改修支援事業の目的と内容及び市町と連携した今後の取組み
◎ 佐賀県遺産制度の目的と内容、これまでの認定状況や認定後の活用状況及び今後の取組み
◎ 都市計画における区域区分が定められる地域やその意義と決定権者及び鳥栖市から区域区分に対する意見が提出された場合の県の受け止め
◎ 鳥栖市の下野排水機場における災害復旧工事の進捗状況と水位確認の方法及び今年の出水期に向けた取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1 地域交流行政について
1 文化・スポーツ交流行政について
1 県土整備行政について
1 災害対策について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、地域交流・県土整備常任委員長の報告を終わります。