議案等の審議結果
農林水産商工常任委員長報告
委員長 川﨑 常博
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
3月3日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月8日及び9日の両日、委員会を開催し、「工業技術センター」及び「県営ため池等整備事業 変頭地区」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第2号議案中、本委員会関係分及び乙第10号議案、以上2件の議案を一括して採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第5号議案、甲第6号議案、甲第10号議案から甲第12号議案まで3件、甲第18号議案、乙第8号議案、乙第9号議案及び乙第11号議案、以上9件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 佐賀支え愛食事券事業は好評であった一方、早期に完売するなど購入できない方も発生していたため、新たな食事券事業については、販売店の確保や電子券の導入など利便性の向上に努めるとともに、市町が行う商品券事業と相まって幅広い業種に対する支援となるよう取り組まれたい。
1 稼げる農業を実現し、本県農業を振興していくためには、次代を担う新規就農者を確保し、育成していくことが極めて重要であるため、就農希望者に対し、段階に応じた切れ目のない支援を行い、若者が新たな就農者として続く好循環を生み出せるよう取り組まれたい。
1 県内森林は木材生産を始め、県土の保全や水源のかん養などの機能を有しており、適切な林業生産活動を通じ森林を整備していくことが重要であることから、「さがの林業再生プロジェクト」により、林業機械の導入や森林施業の集約化の支援及び担い手の確保と育成に取り組まれたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 九州シンクロトロン光研究センターの設立目的や現在の状況、放射線発生装置の管理体制及び今後のあり方を検討する委員会の設置経緯と活用
◎ コスメティック構想の経緯や企業進出の状況、地産素材を活用した商品開発や展開状況及び今後の取組み
◎ 新産業集積エリア整備事業の経緯や整備状況、現状に対する県の認識及び今後の見通し
◎ ジョブカフェSAGAの若年者に対する情報提供、利用実績、情報発信に当たっての課題及び今後の取組み
◎ カモを含む鳥類による農作物の被害状況、被害が増えた要因、被害対策の状況及び今後の取組み
◎ 厳しい状況にある有明海西南部地区のノリ養殖に対する、有明海特別措置法第22条発動の国への働きかけ及び県独自の緊急支援策の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。