議案等の審議結果
佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長報告
委員長 石倉 秀郷
佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長の報告をいたします。
自衛隊による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用及び有明海の海洋環境の保全等に関する諸問題の調査に関する件につきまして、10月2日に委員会を開催し、まず駐屯地整備工事の状況について現地視察を行い九州防衛局から説明を受けた後、工事の進捗状況や工事関係の車両運行の見通等の質疑や意見交換を行いました。
次に、九州防衛局長江原康雄氏他4名を参考人として招致し「駐屯地整備に係る工事の状況等」について意見聴取の後、参考人の質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
自衛隊による佐賀空港使用について、
まず、駐屯地建設に関して、
◎ 建設工事の今後の進め方
◎ 工事資材運搬車両の運行状況及び工事車両としての明示や搬入計画公表の必要性
◎ 排水対策施設建設への考え方と駐屯地整備とあわせた環境影響評価実施の必要性
◎ 地元漁業者への排水対策施設建設の説明会開催の必要性
◎ 駐屯地建設による地元自治体のメリットと地域貢献の取組み
◎ 工事に係る土砂運搬による騒音振動への地元からの相談状況
◎ 施設建設に係る情報保全策
以上のほかに、
◎ オスプレイの安全性に対する見解
◎ オスプレイの安全性に係る資料作成等、県議会に対して丁寧な説明を求める要請への受け止め
◎ 九州防衛局長就任時の引継ぎ状況
◎ 目達原駐屯地ヘリコプター部隊移駐の今後の展開
◎ 東背振(1)Cから佐賀空港に至る防衛道路建設の考え方
などの質疑が行われました。
最後に、自衛隊による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用及び有明海の海洋環境の保全等に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を、議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長の報告を終わります。