はじめに、動画「佐賀における農福連携の取組みの様子」により本県における先進事例を紹介しました。
次にトークセッションでは、佐賀県農福連携コーディネーターの司会により、実際に農福連携に取り組まれている農家と
福祉事業所、そして中間支援を行っているJA、県の担当者6人で意見を交換していただきました。
いぶき村(就労継続支援B型事業所:武雄市)の諸石信幸施設長からは、昨年6月からキュウリハウス内での葉掻きなどに
取り組んでいる事例の紹介がありました。
その中で、農福連携における課題として挙げられる「農作業の切り出し」や「工賃の算定」などにおいて、「県の農福連携
コーディネーターが農家との間に入り、助言等を行っていただいたので、スムーズに取り組めた」との話がありました。
また、利用者の方々への効果として「仕事をやり遂げたことにより自信につながった」との報告もありました。
さらに、「(農福連携の取組を広げ)今後共生社会を実現するためにはコーディネーターの増員が必要ではないか」との発言が
ありました。
神埼市の小ネギ農家、緒方聖久さんからは、「福祉事業所と連携して観光農園を開き、農業と福祉で笑顔があふれる場所を
つくりたい」という夢を語っていただきました。
なお、会場後方では「さが農福連携マルシェ」を開催し、農福連携に取り組む福祉事業所がブースを設け、野菜や加工品の
販売を行いました。
○配布資料
・「セミナー次第」(裏面:さが連携マルシェ概要)
・「農福連携推進事業(農福連携コーディネーター)」(裏面:農福連携コーディネーターの役割)
・「農福連携に関心を持たれた方及び今後取り組んでみたいと思われた方へ」
・「はじめよう!農福連携-スタートアップマニュアルー(1農業者・障害福祉サービス事業所向け)」
(農林水産省・厚生労働省)
・農福連携セミナーPR用チラシ