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令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第8回会議を開催しました

最終更新日:
 

令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第8回会議を開催しました

3月27日(水曜日)に第8回会議を開催しました。
 

会議資料

 

会議内容

司会(総務部長)

 皆さん、本日はお忙しいところお集まりいただきましてありがとうございます。また、落合副知事におかれましては、年度末といった折、お越しいただきありがとうございます。

 改めまして、今日は、令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム第8回会議ということでございます。7月上旬からこれまで8回にわたり会議を行ってきたということでございます。

 今日は、各部局、大分進捗をしたところがこの間あったのかなというふうに思っておりますので、少しこれまでの取組を振り返っていただきながら、各部局長さんにお話をいただければということで改めてお時間をいただいているものでございます。

 では、改めて、各テーマに沿ってこれまでも進めさせていただいておりますので、今日も、特に今回の被害の特徴的な部分と言えますインフラ、この辺りからお話をいただきたいなというふうに思っております。

 ではまず、横尾県土整備部長から、インフラ関連の復旧等について、1ページから3ページを中心に御説明いただければと思います。よろしくお願いいたします。

○県土整備部

 県土整備部です。インフラ関連グループという形で御説明をさせていただきます。

 まず、復旧・復興に向けた取組状況で、被害の状況でございますが、最終的に公共土木施設の被害が県で234か所の約68億円、市町で340か所の約50億円、合わせて574か所の約118億円という形になっております。

 今後の本復旧に向けた取組でございますが、公共土木施設の災害査定では、2月9日で県内全てで完了しております。現在、復旧工事の発注作業を進めております。3月末時点で7割程度の契約率というふうに見込んでおります。早期復旧に向けてしっかりと現場対応をしていきたいというふうに思います。

 それと、災害復旧に当たって、被害の大きかった唐津市でございますが、激甚災害法に基づく特別の財政支援ということで、国庫の負担率かさ上げも決まっております。3月13日付で国から通知があって、通常の66.7%から78%へ、11.3%かさ上げがあっています。御報告でございます。

 それと、現地への職員の派遣でございますが、唐津市に災害査定の支援という形で2月9日まで延べ240人の支援体制を取って派遣をしたところでございます。

 現在、唐津土木事務所の方も、県施設の災害復旧に向けて、ここも部内から継続的に支援をしております。6年度も引き続き1人派遣して復旧に努めてまいります。

 それと、土砂災害の今坂地区の分でございますが、ここは本復旧に向けて砂防ダムの設計がおおむね完了したというところでございまして、先週の17日に地元で説明会を開催しております。地元からは地区としてみんな協力するので、早く砂防ダムを完成してほしいというような声もいただいております。この対応についてもしっかりと事務所と一体となって取り組んでまいります。

 それと、有明海沿岸の漂着物への対応になりますが、ここに書いておりますとおり、処分まで全て完了しているところでございます。

 予算の方ですけれども、9月補正、11月補正で計上した予算につきましては、事業費の精査ですとか、対応の完了に伴いまして、2月議会で補正を行っております。

 2月補正予算で新たに計上した予算ということで、県予算で対応を予定しておりました測量設計の費用が激甚災害の指定に伴いまして、国庫補助の対象となったということで、このたび4億円を補助事業へ振替という形で予算を措置しております。

 それと、令和6年度の当初予算になりますが、先ほどの浜玉今坂地区において渓流保全工、工事にかかる費用の計上をしております。

 それと、土砂災害の市町への支援という形で、11月補正で測量設計費だけを計上しておりました17か所で新たに工事に必要な予算という形で予算を計上しているところでございます。

 最後に、今後の対応でございますが、これまで応急復旧工事が11月に、本復旧に向けた災害査定が2月に完了しております。県の災害復旧工事の7割の発注が済んでいるということで、引き続き市町とともに被災した箇所の早急な復旧にしっかりと取り組んでまいります。

 県土からは以上でございます。

○司会(総務部長)

 ありがとうございます。

 では続いて、同じくインフラ、農地、林地等中心になりますが、農林水産部長からお願いします。その後、農林水産物の被害等への対応ということもありますので、併せてお願いできればと思います。

○農林水産部

 インフラ関連グループ(農林水産部)でございます。

 資料4ページをお願いいたします。

 復旧に向けた取組状況でございますけれども、11月27日確定分ということで、農地、農道等の土地改良施設におきまして合計の4,885か所、それから、林地、林道等につきましては合計の1,442か所というふうなことになっております。

 2ポツ下がっていただきまして、災害復旧に向けた取組でございますけれども、7月19日から唐津市、神埼市に職員を延べ71名派遣しております。

 6ページ目をお願いいたします。

 令和6年度当初予算における対応でございますけれども、市町事業でございます農地等災害復旧事業費に8億9,000万円ほど、それから、これも同じく市町事業でございますけれども、林道災害復旧事業に2億9,000万円程度を計上させていただいております。

 最後、これまでの状況と今後の対応でございますけれども、災害査定につきましては12月時点で全て終了しております。農林災害につきましては市町が事業主体でありますことから、引き続き復旧事業に係る市町への支援を行っていきたいというふうに考えております。

 インフラ関連は以上でございます。

 次に、産業関連で農作物等への被害状況でございますけれども、これまでに市町、それから、JAさん、県の農業振興センターと連携を図りながら順調に復旧が進んでおりまして、資料9ページをお願いいたします。

 先ほど申しましたとおり順調に進んでおりますが、河川沿いのハウス、あるいは農道沿いのハウスが倒壊したものにつきましては、それぞれのインフラが復旧後に順次復旧することになりますので、若干遅れるところも出てくるのかなというふうに思っておりますが、それにつきましても営農指導等しっかり取り組んでいきたいというふうに思っております。

 農林水産部は以上でございます。

○司会(総務部長)

 ありがとうございます。

 営農再開なども進捗が図られている部分があるということを含めて説明いただきました。ありがとうございます。

 続いては、住宅が中心になりますけれども、では、地域交流部長から住宅の応急修理、みなし仮設住宅、こういったことについて御説明をお願いできればと思います。

○地域交流部

 生活関連グループから住宅支援の取組状況について御報告いたします。

 資料の11ページをお願いいたします。

 11ページの表が2つございますが、下の段をお願いいたします。

 罹災証明の発行状況につきましては、申請があったものについては全て発行を終えているところでございます。また、1月以降、申請はあっていないという状況でございます。

 資料をおめくりいただきまして、12ページをお願いいたします。

 住宅の応急修理でございますが、申請の受付が今月末までとなっております。これまでに7件の申請をいただいておりまして、6件については既に工事を完了しているという状況でございます。残りの1件につきましても、今月末に完了見込みというふうに聞いているところでございます。

 また、公営住宅でございますが、ピーク時には6世帯の方が入居されておりましたが、現時点では入居されている世帯は2世帯ということになっております。入居されていた方につきましても、退去されるなど、生活の再建が進んできているというふうに承知しているところでございます。

 被災者の意向、それから、生活再建の指針等を踏まえまして、今後も対応を進めていく所存でございます。

 地域交流部からは以上でございます。

○司会(総務部長)

 ありがとうございます。ここまでよろしいでしょうか。

 では、今度は被災者の方々に贈る義援金の配分というところになりますけれども、14ページについて、健康福祉部からお願いいたします。

○健康福祉部

 健康福祉部です。

 被災者の生活再建に向けた支援ということで、日赤、それから、共同募金会と連携をしまして、昨年度7月18日から今月の29日までということで、義援金の受付を行ってまいりました。これまでに約4,200万円ほど義援金が集まっております。このうち約3,800万円は、既に被災された方々に配分を行っておりまして、残りにつきましては、受付終了後、日赤、それから共同募金会と最終的な額を確認して、あと、最後の支払いに向けて手続を進めていきたいと思っております。5月には全ての支払いまで完了するのではないかと思っております。今それに向けて準備を進めているところでございます。

 以上です。

○司会(総務部長)

 ありがとうございます。続いて、同じ生活関連グループということで、県民環境部からボランティアの状況をお願いします。

○県民環境部

 県民環境部です。災害ボランティアの活動支援について報告させていただきます。

 発災直後の7月12日に佐賀市と唐津市の方で災害ボランティアセンターが設置されました。佐賀市においては11月末まで、唐津市においては10月末までボランティアの受入れが行われました。その間、県も15ページの下の段に書いておりますが、ボランティアの参加の呼びかけでありますとか、企業、団体への物資等の提供の依頼でありますとか、有料道路の通行料金の無料化等々の要請等を行いました。

 16ページに書いておりますとおり、最終的には個人ボランティアの参加者数につきましては、佐賀市が延べで387人、唐津市の方が延べで1,125人となってございます。それで、16ページの一番下に書いておりますけれども、重機等を使って土砂をかき出す等の専門的な技術を持つ災害ボランティア団体の受入れにつきましては、佐賀災害支援プラットフォームSPFさんに調整をいただき、最終的には県内外から45団体に被災地に入っていただいたところでございます。物資等の提供については、16ページの中ほどの表に書いておりますとおり、企業、団体様の方から様々な車両でありますとか、物資等の提供をいただいております。本当にありがとうございました。

 今後の対応についてでございますけれども、17ページにも書いておりますとおり、今後も社会福祉協議会でありますとか、SPFさん、あと、市町等とも連携をいたしまして、協働についての研修を行い、非常時にすぐに連携が取れるように、顔の見える関係づくりを図っていきたいと考えております。

 以上でございます。

○司会(総務部長)

 ありがとうございました。この後、ページが少し続いていきまして、最後で、私の総務部の方から、23ページの最後のペーパーのところになるんですが、一点、御報告をさせていただきたいと思います。

 ふるさと納税の寄附につきまして、受付を、発災直後から行ってきたところなんですが、昨年末の12月31日まで募集を受け付けておりました。これに伴いまして、寄附額として347万6,000円という浄財を賜ったということでございます。こちらの使途といたしまして、今回、結構被災地域でよく話が聞かれたかと思いますけれども、農業者の支援として、イノシシ等進入防護柵の破損という部分がかなりあったということで、こういった柵の復旧費の補助をですね、特に唐津のエリアが中心でございますけれども、佐賀市であるとか、これに関連して、伊万里、有田、神埼、こういったところのエリアに対する補助なんかも行っているんですけれども、鳥獣被害の防護柵の復旧費補助に活用をさせていただいているという状況でございます。この点、一点、これまで寄附をいただいた方々に改めて御礼を申し上げるとともに、有効に活用させていただきたいというふうに思いましたので、このたび御報告をさせていただいたという状況でございます。

 私からは以上でございます。

 これまでの報告につきまして、御意見など何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。ありがとうございます。

 これまで、都度都度御報告いただきまして、各部局の部局長さん、そして各部のご担当の方々、本当にありがとうございました。

 では、ここで一旦閉めさせていただきまして、落合副知事から一言いただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

〇落合副知事

 お疲れさまです。

 昨年7月に豪雨災害が発生してから、直後から復旧・復興推進チームを立ち上げて、横断的に取り組んでまいりました。

 初期には佐賀災害支援プラットフォームSPF、日赤、県社協に入っていただいて、民間の力を借りながら、一体的に復旧に取り組んできたところであります。

 先ほどそれぞれの部局の方からも説明があったように、これまでのところ、復旧・復興の予算面では査定も終わり、ほぼめどがついたということで、2月に現場の視察に行きましたけれども、工事はまだまだこれから本格化してくるところもたくさんありましたけれども、予算措置などについては、一応取組はして、あとはそれぞれ部局の方でしっかり取り組んでいただくという段階に入ってきたかなと思います。

 また、被災者の皆さんについても、避難された方も、現状は落ち着かれていますが、最終的な落ち着き先ではなくて、まだまだ今後のフォローも必要だというふうに考えております。

 そういうことで、今回をもって、令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チームにつきましては、一旦区切りとさせていただくことにしたいと思っております。

 ただ、仕事はそれぞれ残っておりますので、しっかり各部局の方で責任を持って今後は取り組んでいただきたいと思います。

 これまでお疲れさまでした。

○司会(総務部長)

 それでは、第8回会議をもちまして、復旧・復興推進チーム、一区切りという形でさせていただきたいと思います。これまで改めて様々な御対応をいただきましてありがとうございます。

 また、副知事からありましたように、今後、各部局での取組という形、各事業という形で残っていきます。しっかり力を入れていかないといけないと思いますので、各部局におかれての御対応をお願いしたいと存じます。

 では、今日はお疲れさまでした。ありがとうございました。


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