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令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第1回会議を開催しました

最終更新日:
 

令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム 第1回会議を開催しました

   7月12日(水曜日)に第1回会議を開催しました。

動画


会議資料 

 

会議内容

○司会(総務部長)

 では、おそろいのようですので、令和5年7月九州北部豪雨災害復旧・復興推進チーム第1回会議を開催させていただきます。

 まず初めに、本日ご出席の知事からご発言をいただきます。

○知事

 皆さんおはようございます。お疲れさまです。

 まず、冒頭、今回の災害でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。そして、被災された皆様方にもお見舞い申し上げたいと思います。

 昨日、私も現地のほうに行ってまいりました。非常に厳しい状況でございました。今回、警戒本部会議を随時実施して、オペレーションを今続行中でありますけれども、あわせて今回、復旧・復興推進チームというものを設けさせていただいて、落合副知事をリーダーに、いち早く復旧・復興に取り組んでいきたいと思っています。

 その大きな一つは、まさに今、全容把握するように努力していただいていると思いますけれども、昨日、浜玉の現場に向かう途中も、随所に表層崩壊と言っていいんだろうか、山の中でずり落ちている箇所が幾つか見られました。そういったところについて、全県的な総点検を行ってもらって、今回の災害を7月災害としたのも、この後、台風等々、さらに8月、9月、10月ということで、ちなみに令和元年、令和3年豪雨災害は8月でしたよね。なので、そういうような地盤がぬかるんだ、そして、山が非常にずれ落ちた状況の中で、さらなる大雨ということも我々は考えておかなければいけないと思います。ですので、しっかりと点検をして、今できることを、この復旧・復興ということをしながら行っていっていきたいと思います。

 それとあわせて、こちらの担当ではありませんけれども、避難の問題ということについても、さらにこれは私も、市長、町長と一緒に相談しながら、特に中山間地、土砂災害の起きやすいところについての在り方というのは考えていかなければいけないなというふうにも思いますし、さらに言えば、やはりこの温暖化の問題、気候変動の問題というのが毎年繰り返されているわけでありまして、これについてはしっかり各省庁に対しても、そういう根本的な問題としてみんなで取り組まなければいけないCO2削減にみんなで取り組まないと、毎年のように北部九州がこういった状況になるリスクが非常に高いのではないかと、非常に危機感を感じておりますので、ぜひそういったところについても、これは各部署でもそういったことも含めて訴えて取り組んでいきたいというふうに思います。

 今日はまだちょっと速いタイミングなので、十分に把握できていないところもあるのかもしれませんけれども、それでも、今がある現状について、それぞれ説明いただいて共有して、できるだけ早く復旧・復興に向けて対応・対策を講じていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 以上です。

○司会

 ありがとうございました。

 続いて、本チームの設置につきまして、チーム長である落合副知事からご発言をいただきます。

○チーム長(落合副知事)

 ただいま知事のほうからもありましたように、今回の災害における警戒対策本部はまだ立ち上げ中で、救助活動中でもあります。そういった中で、今回の災害の全容をできるだけ早く把握して今後につなげていく、また、被災に遭われた方の復旧・復興にいち早く取り組んでいく、そのために、昨日の夕方、この復旧・復興推進チームを設置し、今回が第1回目の会議ということになります。

 このチームのミッションとしては、被害の全容を把握して、それを次の対策につなげていくということをやるということと、被害に遭われた方々への支援というものにしっかり取り組んでいく、そういったことを情報共有しながら取り組んでいきたいと思っております。

 まずは、現在起きている災害への対応というのを優先させつつ、この復旧・復興に取組を並行して始めたいと思っておりますので、よろしくお願いします。

○司会

 ありがとうございました。

 では、ここで、本日お配りしている資料の概要について簡単にご説明をさせていただきます。

 次第をおめくりいただきますと、資料と書いてあります資料と、それから、資料別紙とかいてある組織図のものがございますけれども、こちらについて、基本的には机上に配付させていただく形とさせていただきたいと思いますけれども、簡単にこの資料のご説明をします。

 今、目的のところに書いてございますけれども、この点につきましては、先ほどの知事、副知事からのご発言にもございましたけれども、令和5年7月8日からの大雨に伴う災害の被害の実態をしっかりと踏まえ、そして、早急な復興を推進するための関係部署間での情報共有並びに連携を図ることを目的としております。

 チーム長は落合副知事となりまして、教育長、そして総括を担当する部門といたしまして、私のおります総務部、そして政策部及び危機管理・報道局がございます。そして、各事業を所管しております関係部局長の方々にご参加をいただく形となっております。

 なお、次の紙でございますが、組織図のほうにこの体制図を概略化、図式化したものがございますけれども、この各部局の部局長の皆様におかれまして、生活関連グループ、それから産業関連グループ、そして、インフラ関連グループという大きな3つのくくりで、特にこの復興・復旧の部分、整理をいたしまして、こういった3つの側面を特に中心に進めていくという形でご理解をいただきたいというふうに思っております。

 それでは、本日は第1回ということでございますので、早速ではございますけれども、この特にインフラ関連グループのほうから、変則的になってしまいますけれども、インフラ関連グループを、所管部局でございます県土整備部長、それから農林水産部長、そして、その後、地域交流部長という順番で、災害の概要やインフラ関連の復旧・復興の取組方針などについてご説明をいただければと存じます。

○県土整備部

 まず最初に、今回の豪雨災害の特徴についてご説明をさせていただきたいと思います。

 最初に、降雨の形でございますが、今回の降雨は令和元年佐賀豪雨に近く、短時間に強い雨が集中して降ったというようなことで、令和3年が長時間、長期間にわたって降ったのに比べまして短時間に雨が集中したというところで、その短時間の雨が集中しました唐津市から脊振山系の北部地域と鳥栖地域、ここに災害の箇所を落としておりますが、この周辺に強い雨が短時間で降ったということで、ここに災害が集中しているような感じになっております。唐津市、佐賀市の山間部で土石流とか斜面崩壊が多発しております。

 それと、この脊振山系に流域を持ちます、比較的大きな河川で外水氾濫、河川から水がこぼれたということで城原川ですとか、嘉瀬川ですとか、それと玉島川とか、こういったところで河川の水位が非常に高くなって川から水がこぼれたような形になっております。

 それと、施設災害につきましては、この雨と同じような傾向で、佐賀地区、東部地区、唐津地区に集中しておりまして、規模的には令和元年、3年と同程度か、それ以上になるんじゃないかなというふうに今、推測はしておりますが、現在、河川の水位が下がったりして現場を確認中でございますので、これから数は把握していくことになりますが、現時点では同等規模になるんじゃないかなというふうに想定をしているところでございます。

 それと、山に降った雨が山地部から平地部に流れていくことで、比較的流速が速くなって河川の護岸が崩壊したり、そういった傾向にございまして、橋梁が流されたりというようなところもそういった傾向の中で見られるところでございます。

 それと、筑後川のほうが、福岡、大分、こっちの流域のほうでも雨が降っておりますので、この水位が高かったということで、筑後川流域の右岸部、ここでなかなか河川の水位がはけずに内水被害が、冠水が出たということでございます。

 今回の雨で特に大きかった被害というのは、昨日、知事が視察いたしました浜玉の平原のこの土砂災害の部分、それと、東部のほうでは城原川辺りが比較的災害が多かった箇所かというふうに思っております。

 今後の取組でございますが、現在、先ほど申しましたように、県職員、そして建設業界の協力をいただきながら現場の調査を今、一生懸命やっております。その把握ができれば、今後の被害の実態がつかめてくるんじゃないかなというふうに思っております。

 市町さんの被害報告につきましては、まだ県のほうにきちんと報告が上がっておりませんで、これから把握をされて報告が上がってくれば、さらに被害の実態がつかめてくるんじゃないかなというふうに思っております。

 今後、被害の箇所、今、被害があったところの応急対応につきましては速やかにやっておりまして、被害が拡大しないように対策は取っておりますが、今後、調査設計を進めて、本復旧に向けて査定等を踏まえながら現場の災害復旧に取り組んでいきたいというふうに考えております。

 以上でございます。

○知事

 あまり分からんかもしれんけど、糸島とか、久留米とかも広がっている感じ。周辺部は。

○県土整備部

 そこがちょっと、はい、まだよく分からないですけれども、ただ、久留米のほうは映像で見たように内水害かなり出ておりますので、同じような被害が出ているんじゃないかなと思いますし、土砂災害も田主丸のほうでも出ていますので、この流域は同じような傾向じゃないかなと思いますし、この部分も雨は相当同じ程度降っていると思いますので、被害は同じような形で出ているんじゃないかなと思います。

○知事

 流木系は。

○県土整備部

 流木は、今、海域等で漂流しているという状況は確認しておりますが、まだ海岸にきちんと漂着してといいますか、潮で引いたりして着いたり流れたりしております。これが19日が大潮ですので、そのタイミングでしっかりと状況を把握して、速やかに撤去作業を図りたいというふうに思っております。

○司会

 ありがとうございました。

 続いて農林水産部からご説明をいただきますが、農林水産部におかれましては、産業関連グループにも属していらっしゃいますので、インフラの関連のお話と合わせましてご説明をお願い申し上げます。

○農林水産部

 それでは、農林水産部から説明をさせていただきます。先ほど県土整備と同じように、脊振山系、それから、浜玉の山沿いで、この赤のプロットが土砂災害でございますけれども、多く発生をしております。現在、把握している分だけで100件程度でございますけれども、これからまだまだ増えてくるんだと思っております。

○知事

 みかん畑。

○農林水産部

 農地、林地、林道、はい。

 浜玉の平原の土砂災害の現場ですけれども、今日、林野庁から災害の担当者に現場に入っていただいて、県と一緒に今後の災害の復旧工法等を本日から検討するようにしております。

 それから、伊万里、基山でも土砂災害が起きております。これも応急対応を含めて早期復旧に努めていきたいと考えております。

 それから、農作物でいきますと浜玉ですね、この青のプロットが農作物の被害があった中心的なところですけれども、浜玉でございます。佐賀はハウスミカン日本一の産地で、その中でも唐津・浜玉が中心的な産地でございます。この浜玉町のハウスミカンについては、多いところで1メートルぐらいの浸水がハウスであったという報告が来ております。これからハウスミカンの最盛期、出荷を迎えますので、今後の栽培管理は農業振興センターが入って留意事項、消毒殺菌、そういうものの指導を行っていきたいと思っております。

 それから、ハウスが浸水しておりますので、加温機、それから、ヒートポンプ辺りが非常に水没しているという報告がJAのほうからもあっております。

 その他、多い品目でいきますと、筑後川沿いの鳥栖、みやき、神埼で浸水が発生しておりまして、ここに多い作物がアスパラガスでございます。時間的にはそんなに長くはなかったんですけれども、浸水をしておりますので、ここも技術対策をしっかり、農業振興センターと一緒にやっていきたいと思っております。

 その他、例えば、カンショですとか、小ネギですとかチンゲンサイ、そういうものも若干被害が出ているところでございます。先ほど言いましたとおり、農業振興センターから栽培管理の技術情報を今出しております。で、農家に今後の栽培管理の技術の徹底をしていただくように今努めているところでございます。

 先ほど知事からも質問がありました有明海の流木ですけれども、もちろん今、漁港に上がっているヨシとかアシは漁業者の方を中心に撤去をしていただいております。昨日は天気がよかったものですから、有明海に船を出して調査をしたところ、そんなに多く──朝倉豪雨とか、ああいうレベルじゃないというふうな報告を受けております。今後、大潮で流れ着いた流木については、適時対応していきたいと思っております。

 それから、唐津湾でございますけれども、呼子のほうは濁りはもうあんまりないと。唐津湾のほうで若干濁りがあっておりますけれども、車エビとかの養殖が近くにあるんですが、そんなに大きな影響まではいかないだろうと踏んでおりますけれども、ここも技術対策を水産振興センター、一緒になってやっていきたいというふうに思っております。

 農林水産部は以上でございます。

○知事

 前被災した、嬉野の大船地区とかあの辺は大丈夫だったんですか。また同じところにということではなかったかなと。

〇県土整備部

あの立地は雨がそんなに強くなかったと言いますか。

〇知事

雨の場所が違うからですね。

○農林水産部

 今回は藤津のお茶とか、そこの大きな被害というのは報告があっておりません。よかったと思います。

○知事

 伊万里はいくらかあるよな。

○農林水産部

 伊万里も農道が、これですね。少し土砂が入ってきたり、地割れがしたり、そういうものはあります。ため池が1か所、これはこの前のときの雨で崩れた分がありますけれども、そこは応急対応をして、水を抜いて対応をしているところです。

 農林水産部からは以上でございます。

○知事

 復旧・復興事業はしっかり対応できる体制になっているかな。

○県土整備部

 まず、被害の把握をちゃんとした後。体制はちゃんと。被害があった事務所となかった事務所がありますので、そこら辺は職員で全体で体制を組んで頑張ります。

○司会

 続いて、地域交流部からお願いします。

○地域交流部

 今回、公共交通機関の関係で、鉄道のほうで3線区で被災がございました。

 具体的には長崎本線の吉野ヶ里-神埼間、ここの橋梁部の築堤の一部損壊、そして、唐津線で相知-本牟田部間、ここで線路を埋めつくすほどの土砂の流入がありました。

 そして、筑肥線のほうで山本-肥前久保間、ここで築堤の一部損壊であったり土砂の流入というのがございました。これがために、一昨日は運休ということになっておりましたけれども、一昨日夜から夜を徹して復旧作業に入りまして、昨日の始発から長崎本線と唐津線は運行を再開しています。筑肥線についても、昨日の夕方から運行再開ということになっております。ただ、これはあくまでも仮復旧ですので、これから本格復旧ということになります。

 ただ、本格復旧に向けては、今回の被災というのが河川からの水の流れ込みであったり、あるいは多分山からの土砂の流入であったり、そういったところとの関係が強くあるんだろうと思っています。本格復旧に向けては、同じことを繰り返さないためにも、そういった機関としっかりと連携をしながらということで、これはJRが行うことになりますけれども、県のほうとの調整については我々もしっかりつなぎをやっていきたいというふうに思っております。

 それと、被災者支援も地域交流部持っておりまして、今回、家屋の全壊であったり土砂の流れ込みがあったりというふうになっております。被災者生活再建支援法であったり災害救助法の適用、この中で支援金の支給、あるいはみなし仮設、あるいは応急修理、そういったものについても速やかに対応できるように、今、国のほうと要項の策定について調整を進めているところでございます。

 地域交流部からは以上です。

○司会

 続いて、産業の観点から産業労働部お願いします。

○産業労働部

 まず、被害の状況でございますけれども、現在、商工団体の協力も得ながら調査を進めております。現在では浸水で5件、のり面の一部崩落で1件という状況でございます。

 また、被害に遭われました中小事業者の方々の資金繰りの円滑化ということで、災害復旧のための設備資金と運転資金にお使いいただく災害復旧資金というものを発動いたしまして、昨日、11日から取扱いを開始しております。

 また、長崎自動車道において一部通行止めの区間がございまして、物流に大変大きな支障を来してございます。県土整備部とも連携いたしまして、早期の通行止めの解除をNEXCOのほうにお願いをしてまいりたいというふうに考えております。

○知事

 どういうか、東脊振のところ、高速道路。

○県土整備部

 まだ現状の把握と言いますか。原因の流水のですね。

○知事

 今止まっている。

○県土整備部

 はい、止まっています。

○知事

 片側、両方。

○県土整備部

 片側です。

○知事

 上り。

○県土整備部

 上りのほうです。

○知事

 それは結構時間がかかるの。

○県土整備部

 はい。まだ現状、通して大丈夫かという安全の確認ができていないので、そこのめどがどうかというところのですね、NEXCOさんにも我々も頻繁に問合せをして、状況がどうかというのは把握をするようにしておりますが、現状としてまだはっきりといつ頃とかいうめどまでは話はいただいていないです。

○知事

 何日間かという感じですかね。武雄ほどじゃないよね、この前の。

○県土整備部

 対策によって多分全然違うかと思うんですけれども、今の流水とか、あの辺の状況がどうかと。地盤が動いていたりすると、やっぱりちょっと大々的な工事……

○知事

 そうすると、みんな東脊振インターで下りてるわけですか、長崎辺りから来るトラックは全部。

○県土整備部

 そうですね。ですから、川久保線とか34号とか行って、その道が渋滞しているということです。

○知事

 渋滞するわな。

○県土整備部

 その状況を踏まえて、NEXCOさんとも情報収集したいと思います。

○司会

 続いて、被災者の生活の観点から健康福祉部お願いします。

○健康福祉部

 健康福祉部ですけれども、被災者の支援関係では大きく2つだと思っています。

 1つは、被災されて避難をされてある方々の健康上の対応ですね。それともう一点は、生活の支援に少しでもなればということで義援金、弔慰金の対応ということを考えています。浜玉のほうに避難をされてある方々がいらっしゃいます。本日、市の保健師さんが健康チェックで訪問するということですので、唐津保健福祉事務所の保健監も同行して一緒に相談事を確認することとしております。

 それから、避難が長期化する方、そして、健康上のリスクがあるような方については、市と一緒になって健康状態を注視していきたいというふうに考えています。

 それから、もう一つの災害弔慰金、それから、義援金につきましては、社協等とも連携しながら対応していきたいというふうに考えております。

 以上です。

○司会

 続きまして、県民環境部からお願いします。

○県民環境部

 県民環境部は、主に2つですけれども、ボランティアの受入れ支援と災害廃棄物の処理支援の大きく2つを主にやっていくことにしております。

 ボランティアの受入れ支援につきましては、本日9時に佐賀市と唐津市においてボランティアセンターが設置をされております。設置主体は両市の社会福祉協議会となっておりますけれども、佐賀市におかれましては大和の老人福祉センター、唐津市におきましては唐津市のひれふりランド内に設置をされております。

 それで、本日、県社会福祉協議会のほうに特設サイトが設置をされておりまして、ボランティアの事前登録が始まっております。活動自体は14日から開始する予定ということで聞いておりますけれども、事前登録を本日から開始しているということで、多くの皆様に御協力をお願いしたいと思います。

○知事

 活動区域はどの辺りになるんですか。

○県民環境部

 活動区域は、今、地区のニーズ調査をやっているということなんですけれども、土砂の搬出が主な仕事になるんじゃないかというふうに今は聞いております。

○知事

 平原地区は分かるけど、ほかにどこのイメージがあるのかな。

○県民環境部

 佐賀市のほうは富士町辺りとかですね。

○知事

 富士町の道路が封鎖されてという感じ。家屋はあるのかね。1軒ある。ああ、なるほどね。

○県民環境部

 家屋のほうはありますね。

○知事

 そしたら、富士町エリアと浜玉エリアがメインか。鳥栖関係もあるのかな。神埼。

○県民環境部

 今のところ、唐津と佐賀市が設置されるということで、今後また状況を見て増えてくるかも分かりませんけれども。

 それで、県社協のほうに特設サイトが設けられておりますが、繰り返しになりますけれども、事前登録の呼びかけを行われていますので、多くの県民の皆様の御協力をお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。

 それとあと、災害廃棄物の処理関係でございますけれども、こちらのほうは廃棄物、各市町及び一部事務組合の廃棄物処理施設については、今回の大雨で特に大きな被害はあっていないということで聞いております。

 それと、災害廃棄物の広域処理に関しましては、今のところ県のほうに要請はあっておりません。

 引き続き県としましては市町からの要望等を随時酌み取りながら、必要な支援を行っていきたいと考えております。

 以上でございます。

○司会

 続いて、教育委員会からお願いします。

○教育委員会事務局

 教育委員会です。学校施設の被害については、今、引き続き情報収集を行っておりまして、今後必要な修繕等の対応を行っていきます。

 また、児童・生徒のケアにつきましては、学校からの要望に応じたスクールカウンセラーの派遣、あと被災した児童・生徒への教科書等の給与を行います。

 なお、現時点では児童・生徒のケアについて学校等からの要望等はあっておりません。

 また、本日は全ての県立学校、市町立学校は通常どおり運営されております。

 以上でございます。

○司会

 続いて、男女参画・こども局長からお願いします。

○男女参画・こども局

 被害状況についてですけれども、平原地区にある平原保育園が裏手にある河川の氾濫によって土砂が園舎に流入をして使えなくなっております。唐津市のほうで今、公民館とか集会所とかで一時的に保育ができるように調整をしていただいているところです。

 その後、恐らく園舎のほうは復旧になるかと思いますので、そのあたりも含めて、唐津市と連携を取りながら支援をしていきたいなと思っております。

 そのほか、避難所生活が今後どういうふうになるかなんですけれども、児童のケアですとか、あるいは女性の視点での避難生活の支援、そういったものについても考えていきたいと思っています。

 以上でございます。

○司会

 続いて、政策部からお願いします。

○政策部

 政策部です。今回のチーム発足に伴って、復旧に関する県への問合せも予想されますので、当分の間、相談窓口としてコールセンターの設置を予定しております。準備ができ次第、プレスリリース等、ホームページで周知する予定で、早ければ、今日の13時頃には稼働できる見込みでございます。

 以上です。

○司会

 ありがとうございました。

 最後に、総務部から少しご説明をさせていただきます。

 総務部で県民の生活に関係するものとして、特に被災者の生活に関連するものとして税がございます。税につきましては、被災者向けの県税の減免にかかわる制度についてホームページのほうに既に公表はしておりますけれども、これをさらにPRに積極的に取り組んでいきたいなというふうに考えております。

 さらに、税といいまして、もう一つ、ふるさと納税という、いわゆる県外からの寄附金になりますけれども、こちらのほうを今後積極的に活用して、特に被災者に対する寄附として活用できるかどうかというところについて、今、検討、準備を進めておりますので、こちらのほうも取り組めたらというふうに考えております。

 あと少し補足になりますけれども、現在、総務部からリエゾンとして唐津のほうに1人職員が派遣されておりまして、そちらから職員の派遣等のニーズ等がないかどうかということについて継続的に把握をしております。

 あと、私ごとになりますけど、明日現地のほうに行って、実際の状況などを私も現地を早めに見たいなと思っていたこともありますので、市町支援課とともに、明日現地を訪れたいというふうに考えております。

 以上でございます。

 では、最後に。

○危機管理・報道局

 危機管理ですけれども、現在、こちらの警戒本部のほうで、現地の、特に救助関係に携わっております。

 本日、先ほど天候はちょっと回復しまして、「かちどき」が飛べるようになりましたので、今、捜索に向かっておりまして、海上中心で捜索をかけるようにしております。

○知事

 当分、まず捜索に全力を挙げて、いずれ全容の例の崩壊状況とか、そういったところの把握も市と一緒になってやれるように。

○危機管理・報道局

 はい。連携して上空からの確認を行います。

○司会

 ありがとうございました。

 では最後に、チーム長であります落合副知事から一言いただきます。

○チーム長

 どうもありがとうございました。

 それぞれの部局のほうから現状と今後の見通しについて説明をいただきました。

 まだこの災害は警戒本部が立ち上がっておりまして、現状、起きている災害への対応というのを優先させつつ、復旧・復興に関しては生活に直結するようなライフラインの復旧、あるいは生活に影響の大きい部分の応急・復旧というのを優先させつつ、長期的な全容解明と復旧・復興への支援、そういったことを取り組んでいきたいと思います。どうぞよろしくよろしくお願いします。

 以上です。

○司会

 ありがとうございました。今後も継続的に開催をしてまいりたいと思います。

 それでは、第1回復旧・復興推進チーム会議は以上とさせていただきます。本日はありがとうございました。

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