高等教育機関問題対策等特別委員長報告
委員長 土井 敏行
高等教育機関問題対策等特別委員長の報告をいたします。
人口減少下における県内の高等教育機関等のあり方及び大学等設置、次世代の人材育成に係る環境整備等の諸問題の調査に関する件につきまして、12月12日に委員会を開催し質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、基本構想案と具体化プログラムについて、
◎ 具体化プログラム推進事業費の予算案を可決することの意味
◎ 基本構想案で掲げた「新しい時代」の内容
◎ 「佐賀学」設置の目的と内容
◎ 研究環境への投資の想定とPBL（問題解決型学習）等への認識
◎ 専門家チームの人選についての考え方
◎ 県立大学の中核となる人物の重要性
◎ 若者の意見やニーズ把握についての考え方及び子どもがふだん使いできる大学の想定
◎ 入学定員の適正規模と県内定着の見通し
次に県立大学の設置について、
◎ 人口減少社会の中で、あえて県立大学を設置する理由と学生・教員の確保策
◎ 県立大学建設費の算定根拠と物価上昇の見込み及び県民・議会への今後の情報提供
◎ 大学設置認可申請の審査が厳格化される事の影響
◎ 三重県が県立大学新設を見送った理由
◎ 大学設置にかかる費用対効果の試算など検討材料が示されていないことに対する県の考え
◎ 大学設立後の長期的な財政運営の見通しと全国の公立大学の経営状況及び県内既存大学への支援
◎ 大学新設による地方創生の考え方と経済波及効果
◎ 県内経済界からの意見の受け止めと卒業後の地元就職率の想定
◎ 大学での課外活動の在り方と育成する人材のイメージ及び県内他大学との連携
◎ 学生寮の建設にかかる考え方
この他、
◎ 高等専門学校の設置にかかる県の考え方
◎ 奨学金返還支援など若者の県内定着に向けた県立大学以外の手法の検討
◎ 他県の公立大学が授業料を無償化し学生の獲得競争が激化することの影響
◎ 県内外の学生の県内就職を促進する取組と今後の産業技術学院のあり方
などの質疑が行われました。
最後に、人口減少下における県内の高等教育機関等のあり方及び大学等設置、次世代の人材育成に係る環境整備等の諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、高等教育機関問題対策等特別委員長の報告を終わります。