議案等の審議結果
佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長報告
委員長 石倉 秀郷
佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長の報告をいたします。
自衛隊による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用及び有明海の海洋環境の保全等に関する諸問題の調査に関する件につきまして、3月18日に委員会を開催し、まず駐屯地整備工事の現況について現地視察を行い九州防衛局から説明を受けた後、工事の進捗状況や掘削土の使用状況等の質疑や意見交換を行いました。
次に、九州防衛局長江原康雄氏他4名を参考人として招致し意見聴取に先立ち、米軍ヘリが佐賀空港の滑走路付近を低空飛行した事案に対して米軍に対して事実関係の確認や原因究明及び再発防止を求めその内容については県議会に対しきちんと説明を行うよう申し入れをしました。
その後「駐屯地整備に係る工事の現況等」について意見聴取の後、参考人に対し質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、駐屯地整備に関して
◎ 現在の整備状況と今後の進捗見込み
◎ 必要土砂量と仕様書への記載の有無
◎ 掘削土の再利用の状況及び必要土砂量の当初見込量との相違や品質に対する認識
◎ 別事業で発生し再利用している掘削土の土砂運搬車の稼働状況工事車両としての明示や説明会開催の必要性
◎ 工事中止の要請への見解
次に、排水対策施設に関して
◎ 施設運営実施主体に係る見解
◎ 施設の法面整備の見込み
◎ 施設整備の検討経緯と県への相談状況
◎ 排水水質検査の実施主体や検査頻度
次に、オスプレイに関して
◎ 国防における役割
◎ オスプレイの安全性の確認について
◎ 目達原駐屯地に駐機中の機体の飛行再開見込み
◎ 部品落下事案の概要と情報提供の必要性
以上のほかに
◎ 佐賀空港滑走路付近でのいわゆるローパス事案の原因と米側への申し入れに対する認識
◎ ローパス事案等に係る資料作成や県議会に対する丁寧な対応要請
などの質疑が行われました。
最後に、自衛隊による佐賀空港使用、佐賀空港の利活用及び有明海の海洋環境の保全等に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を、議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、佐賀空港・有明海問題対策等特別委員長の報告を終わります。