議案等の審議結果
農林水産商工常任委員長報告
委員長 池田 正恭
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
3月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3月12日及び13日の両日、委員会を開催し「佐賀県産業スマート化センター」及び「佐賀牛いろはファーム」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中本委員会関係分 、甲第4号議案、甲第5号議案、甲第9号議案から甲第11号議案まで3件、甲第17号議案、乙第18号議案から乙第20号議案まで3件、以上10件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 国スポ等の開催に伴う本県への来訪者増加に備えたS-1プロジェクトの実施にあたり、商工団体と連携し、佐賀のお土産の認知度向上や販売促進に取り組まれたい。
1 厳しい経営環境にあるトラック運送業界に対し、関係機関と連携のうえ、物流の効率化や人材確保のため継続的な支援に取り組まれたい。
1 SAGAキャッシュレスチャレンジ事業実施にあたり、金融機関と連携し、県内のキャッシュレス決済の普及拡大に戦略的に取り組まれたい。
1 「さが園芸888運動」の目標達成のため、ミニトレーニングファームや中古ハウスの利活用、「にじゅうまる」の生産拡大など、本県農業の持続的発展を促す取組みを更に加速化されたい。
1 ノリ養殖の安定生産のため「さがノリ漁海況予測高度化事業」の実施やその成果を活用し、環境変化に対応した取組みを継続して進められたい。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 県内中小・小規模事業者の事業継承の現状と課題及び支援の取組み
◎ 県内外大学生の県内就職状況と県内産業の中核人財を含む産業人財確保の課題及び今後の取組み
◎ 「佐賀牛」をはじめとした高品質県産品の輸出促進の課題及び今後の取組み
◎ 「うれしの茶」の生産状況及び輸出も含む新たな販路拡大による持続的な需要拡大の取組み
◎ 地域農業の維持・発展をはかる地域計画策定の課題及び策定に向けた今後の取組み
◎ 農地中間管理事業の仕組みと活用事例及び今後の農地の集約集積化の取組み
◎ 県内大豆の単収低下の原因と収量向上の取組み及び新品種や新技術導入の検討状況
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。