議案等の審議結果
文教厚生常任委員会
委員長 西久保 弘克
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
3月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願並びに継続審査中の事件につきまして、3月12日及び13日の両日、委員会を開催し「社会医療法人祐愛会介護老人保健施設ケアコートゆうあい」及び「佐賀県立うれしの特別支援学校」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中本委員会関係分、甲第3号議案、甲第13号議案、甲第15号議案、甲第16号議案、乙第6号議案から乙第17号議案まで12件及び乙第24号議案、以上18件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、請第1号請願「小中高のすべてで35人以下学級の実現、正規・専任の教職員の増員、特別支援学級の編成基準の見直し、教育費の保護者負担軽減を求める請願」について、続いて、請第2号請願「健康保険証の存続を求める請願書」についてそれぞれ採決した結果、いずれも起立者少数により不採択となりました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 「SAGA BLUE PROJECT」のこれまでの取り組みの効果をしっかりと検証・検討のうえ、一層の交通事故防止に取り組まれたい。
1 介護の仕事体験事業等実施により、県民の介護についての理解を深め、人材確保・育成に取り組まれたい。
1 人工透析患者通院支援事業による送迎等のサービス拡充をはかり、通院時の負担軽減に努められたい。
1 本物大県“さが”事業により、自分で考え、切り拓く「骨太な子ども」を育み、佐賀への郷土愛や誇りの醸成につなげられたい。
1 「教育DX」の取り組みにより、デジタル技術を活用した学びの変革や、教職員の業務改革に努められたい。
1 唐津青翔高校TSUNAGARUプロジェクトによる多様な生徒の入学、人材の育成に取り組み、生徒同士・地域との交流を深め、地域の活性化につなげられたい。
1 「SAGA部活」実施にあたり、子ども達の活動やその意義を守るため、地域と協力の上取り組まれたい。
などの意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 有明海再生の取組みと成果、開門調査に対する県の考え及び長崎県による諫早湾干拓調整池における水上太陽光発電導入検討への対応
◎ 専修学校等と県立高校・小中学校間の連携状況及び県立大学設置に係る教育委員会の関わり方
◎ 障害福祉サービス事業所に対する県の相談支援、業務負担軽減の取組み
◎ 障害者に対するバス運賃割引制度の九州管内統一化に向けた取組みと成果
◎ 障害者団体の現状と今後の会員確保に向けた支援策
◎ 県立学校における施設・設備等、教育環境の改善状況と今後の取組み
◎ 県教育委員会の佐賀県教育大綱に対する認識
◎ 県立夜間中学「彩志学舎中学校」の概要と今後の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1 県民環境行政について
1 健康福祉行政について
1 男女参画・子育て行政について
1 教育の振興について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。