議案等の審議結果
総務常任委員長の報告をいたします。
6月21日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、6月26日及び27日の両日、委員会を開催し、「日本レスキュー協会佐賀県支部大町拠点MORE WAN」「大町町災害支援拠点soleil」及び「ひぜしんスタジアム」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
甲第35号議案中、本委員会関係分及び乙第36号議案から乙第39号議案まで4件、以上5件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 MIGAKIプロジェクトにより少年自然の家の磨き上げを図り、民間の視点やノウハウを活用し、利用料金を含めた運営の見直しを検討されたい
1 武雄アジア大学(仮称)の開学により、学びの選択肢が増え、地域における貢献度が大きいことから、財政的な支援以外の在り方を検討されたい
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
まず、少年自然の家関係として
◎ 各少年自然の家の利用や運営状況
◎ 波戸岬少年自然の家利活用検討調査の内容
次に、武雄アジア大学(仮称)関係として
◎ 大学の概要、学生や教員確保の見通し及び経済波及効果の試算結果
◎ 開学に向けた今後のスケジュール
◎ 県の支援内容とその理由及び債務負担行為とした理由並びに西九州大学看護学部への支援との違い
◎ 武雄市が支援する対象経費の内容や、他県の支援の例
◎ 県立大学との関係性や連携
◎ 全体事業費や事業費増嵩の場合の対応
などの質疑が行われました。
次に、県立大学関係として
◎ 設置実現に取り組む意義
◎ 開学に向けたスケジュール及びキャンパスの概要やイメージ
◎ 学生、教員の確保の見通し及び全国の公立大学の募集状況
◎ 教育方針の基本的な考え方に掲げている「佐賀学」の具体的内容や熱意のある入学生の選抜方法
◎ 卒業生の県内定着のための取組み
◎ 県内大学との連携
◎ 県民理解の現状と県の認識及び県民の理解促進のための取組み
などの質疑が行われました。
次に、佐賀駐屯地(仮称)関係として
◎ オスプレイの安全性にかかる米軍から防衛省に対する新たな情報提供の有無
◎ 駐屯地工事にかかる土砂運搬の状況や周辺への影響
◎ 海水混合施設からの掘削土の流用状況及び混合される石灰の環境への影響や水質の測定結果
◎ 防衛省への県有地の許可状況
などの質疑が行われました。
次に、その他所管事項一般として
◎ 近年の豪雨被害の状況
◎ 今年の出水期に備えた災害対策にかかる県民に向けた取組みや市町との連携及び県の訓練内容並びに国や実動機関との連携
◎ 実際に災害が発生した場合の災害対応
◎ 防災航空隊の体制の現状及び消防防災ヘリコプターの運航実績や安全対策
◎ 防災消防ヘリコプター相互応援協定及び緊急時に利用する離着陸場の確保策
◎ 能登半島地震を踏まえた県内の孤立集落への対応や防災消防ヘリコプターの運用及び夜間の緊急運航
◎ 機能強化のための新たな資機材の整備状況及び防災航空センターにおける液状化対策
◎ 防災航空隊員の引継ぎ体制
◎ 大規模災害発生時における消防防災ヘリコプターの運行にかかる県の決意
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1 財政確立について
1 政策の企画・調整について
1 危機管理・報道行政について
1 総務行政一般事項について
1 警察行政について
以上5件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります。