議案等の審議結果
新幹線問題対策等特別委員長報告
委員長 木原 奉文
新幹線問題対策等特別委員長の報告をいたします。
九州新幹線、新幹線停車駅周辺整備及び在来線バス路線等地域交通体系に関する諸問題の調査に関する件につきまして、10月1日に委員会を開催し、国土交通省大臣官房審議官足立基成氏を参考人として招致し、「九州新幹線西九州ルートのこれまでの経緯と今後」について意見聴取の後、参考人に対し質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
◎ 新幹線を整備する意義
◎ 新幹線の開業に伴う駅周辺の発展状況
◎ 物価や人件費等の高騰を踏まえた概算事業費の再試算
◎ 佐賀県の財政負担の軽減方法や整備新幹線の財源スキーム変更の可否
◎ JRが支払う貸付料の概要
◎ 並行在来線の概要と国の支援策
◎ 新幹線開業地域における並行在来線の状況
◎ 南回りルートに対する国の見解と江北駅の新幹線開業の可能性
◎ 幅を持たせたルート帯での環境影響評価実施の可否
◎ 九州新幹線西九州ルートが全線開業した場合の新大阪駅への乗り入れの可能性
◎ 「幅広い協議」のこれまでの概要と県との協議に向き合う姿勢及び今後の協議のあり方
◎ 北陸新幹線敦賀・新大阪間の詳細ルートの概要及び環境影響評価の進捗状況
◎ 北陸新幹線敦賀・新大阪間の概算事業費と工期の試算結果及び費用対効果の算出方法の見直し並びに財源確保の方法と着工時期
◎ 与党検討委員会による関係団体への意見聴取の目的と概要及び与党検討委員会からの要請内容
◎ 与党検討委員会森山委員長の発言の受け止め
◎ フリーゲージトレインの開発断念に対する国の認識
◎ 九州新幹線西九州ルートの整備に対する坂井佐賀市長への期待
などの質疑が行われました。
最後に、九州新幹線、新幹線停車駅周辺整備及び在来線、バス路線等地域交通体系に関する諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、新幹線問題対策等特別委員長の報告を終わります。