請願趣旨
重心医療が必要なこどもを持つ親として、自己負担部分を公費負担する重心医療制度(重度心身障害者医療費助成)は重度心身障害者の生活を支える大切な事業となっていることについて、心から感謝申し上げます。
公費負担の方法については、現在の還付方式から小児医療と同様に窓口での一部負担方式いわゆる現物給付に変更をお願いします。
(請願の理由)
現在、公費負担の申請方法は申請書に領収書原本を貼り、市町に毎月申請をして還付を待つというものです。申請は月ごとに、病院、診療科、入院、外来、薬局ごとに領収書を貼る必要があります。入院等の場合、少なくない金額を窓口負担する必要があります。
行政の方では紙ベースの申請書に添付された領収書をすべてチェックし、患者側の口座に振り込むまでの手続きとなりその事務量は計り知れないものだと思います。
小児医療はいちはやく現物給付に切り替えて適切な医療を少ない負担で受診できるようになっていますので県民は子育てしやすい県に感謝しています。残された最後の現物給付として検討いただければ幸いです。
九州各県を確認したところすべての県で現物給付等(大分・沖縄は自動償還方式<市町への申請不要>)が実現しています。
令和6年12月4日
佐賀県議会議長 大場 芳博 様
請願者
佐賀市鍋島五丁目8番7号
佐賀県肢体不自由児者父母の会連合会 会長 福市 繁幸
紹介議員 全議員