農林水産商工常任委員長報告
委員長 弘川 貴紀
農林水産商工常任委員長の報告をいたします。
12月4日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、12月9日及び10日の両日、委員会を開催し「株式会社橋本農園」及び「佐賀県産業スマート化センター」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
甲第46号議案中本委員会関係分を採決した結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、甲第47号議案、乙第70号議案、乙第73号議案、乙第75号議案、乙第82号議案及び乙第85号議案、以上6件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 佐賀県産業DX・スタートアップ推進室等のこれまでの実績及びRYO-FU BASEの概要や実績と評価
◎ スタートアップに挑戦する起業家の現状と課題及びソーシャルビジネスを含めたスタートアップに関する育成・支援の今後の取組方針
◎ 「Startupの聖地SAGA」の確立に向けた取組内容及びRYO-FU BASEの世界を見据えたトップランナーとしてのメッセージ発信の在り方
◎ 県内発スタートアップの持続的成長やデジタル人材の県内定着に向けた取組方針
◎ 九州シンクロトロン光研究センターの概要や活動内容及び施設の維持管理並びに施設運営に関する課題に対する県の認識
◎ 開設二十周年を迎える九州シンクロトロン光研究センターをより発展させるための今後の取組
◎ 県内ものづくり企業の成長を後押しする支援内容とその成果及び今後の取組
◎ 溶接技術者の技術向上や人材確保及びものスゴフェスタの実績と参加者の声並びにものづくり産業に対する部長の想い
◎ 佐賀県中小企業生産性向上支援補助金及び佐賀県多様な人材確保環境整備補助金の内容と売上高に関する要件廃止の考え
◎ 佐賀県中小企業生産性向上支援補助金の補助率引き上げの考え
◎ 佐賀県中小企業生産性向上支援補助金と佐賀県多様な人材確保環境整備補助金のこれまでの予算や実績及び予算確保の見通し並びに汎用性の高い物品の補助要件緩和に対する県の考え
◎ 賃上げと人材確保に対する部長の決意
◎ 廃園となったみかん園を人工林に転換する考えや今後の対応
◎ イノシシによる直近の農作物被害額及び県の捕獲従事者の人材確保・育成計画の策定状況や目標設定の有無
◎ イノシシの成獣幼獣別の直近の捕獲頭数及び幼獣をより多く捕獲する必要性と捕獲強化の県の考え
◎ カモによる麦の被害額と対策の内容及びカモの追い払いに係る捕獲従事者への委託の状況や今後の取組
◎ 鳥獣被害対策に対する県の決意
◎ 農業用機械の公道走行に必要な免許に関する意識啓発の取組及び大型特殊自動車免許の取得支援
◎ 露地みかんの生産状況と栽培面積の維持・拡大に向けた対策及び森・川・海の繋がりの視点による果樹振興の取組
◎ かつて実施された国営上場土地改良事業の概要及び費用負担の状況と事業の効果
◎ 上場台地に整備された農業水利施設の再整備の必要性と事業費の内容及び再整備に向けた県の取組
◎ サガンスギの特徴や普及と活用による山づくり及び林業従事者の現状並びに担い手の確保・育成の取組内容
◎ 県産木材の利用状況や利用促進の取組及び森林・林業振興の今後の取組
◎ 近年のノリ養殖の生産状況や不漁の要因及び今年度のノリ養殖の経過
◎ ノリの色落ち対策としてのサルボウの種苗放流や採苗器の設置状況及び生息環境の改善の取組状況
◎ ノリ養殖に係る赤潮等の海況予測や栄養塩の添加の取組状況及び今漁期の生産対策並びに安定生産に向けた今後の取組
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1 産業労働行政について
1 農林水産行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、農林水産商工常任委員長の報告を終わります。