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決算特別委員会 委員長報告(令和7年11月定例会)

最終更新日:
 

議案等の審議結果

決算特別委員長報告
委員長 坂口 祐樹

 決算特別委員長の報告をいたします。
 9月19日の本会議におきまして、本委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました、乙第61号議案「令和六年度佐賀県歳入歳出決算の認定について」及び乙第62号議案「令和六年度佐賀県工業用水道事業決算の認定について」以上、2件の議案について、閉会中の11月5日から11月17日まで、委員会を開催し、「県立九州シンクロトロン光研究センター」及び「九州国際重粒子線がん治療センターサガハイマット」への現地視察を含め、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
 まず、採決の結果を申し上げます。
 11月17日に全ての質疑を終了し、採決に移り、まず、乙第61号議案を採決した結果、賛成者多数をもって、これを認定いたしました。
 次に、乙第62号議案を採決した結果、全会一致をもって、これを認定いたしました。
 続いて、各常任委員会関係の審議の過程で申し述べられました、主な意見の概要について申し上げます。
 まず、総務常任委員会関係の事項について申し上げます。
1 肥前鹿島駅エリアプロデュース事業については、鹿島・太良地域への人の流れを拡大させ、鉄道等の公共交通の利用促進につながるよう適切な目標値を設定して取り組まれたい。
1 県民の防災・減災に対する意識の向上と自主防災組織や消防団などの地域住民の協力により地域防災力強化に効果的に取り組み、将来起こりうる大規模災害への備えにより一層努められたい。
1 「デジタルSAGA官民共創セミナー」の実施を始めとした県や市町のデジタル化の推進に継続して取り組むとともに、市町のデジタル化の推進を支援するなど、県内企業の成長や発展と県民所得のさらなる向上に努められたい。
1 県立大学については、県民みんなで作り上げた大学となるよう、県民の意見を踏まえた議論を重ね、建設費の見通しや今後のスケジュールについて、適宜、情報提供を行うなど、県民の不安解消に向けた取組に注力されたい。
1 「TSUNAGIプロジェクト」を始めとした地域と大学の連携事業に取り組み、大学との連携により地域課題の解決を図り、県内の高等教育機関の充実により一層取り組まれたい。
1 「サガプライズ!」については、独自の発想とコラボを通じて、佐賀県の露出を高め、県産品や旅行先、移住先としても「佐賀」を選んでもらえるよう突き抜けた情報発信の展開に努められたい。
1 私立学校の運営基盤が安定し、子どもたちが安心して教育を受けることができる環境を維持、充実させるため、私立学校や私学団体への支援に取り組み、私学助成の充実をより一層図られたい。
1 SAGAサポートオフィス「ウィズ」を始めとした障害者雇用については、県が率先して取り組むとともに、常勤職員としての雇用の拡大や知的障害者の雇用促進などにより一層努められたい。
1 SAGAサンライズパークの整備等の事業に係る県債の償還が本格化する中、今後も県立大学等の大型事業が控えていることから、自主財源の確保や効率的な予算執行により歳出不用額の縮減に取り組むなどして、県財政の健全性の維持に、より一層努められたい。
1 「プロジェクト応援寄附」については、自主財源を確保できるとともに、寄附者一人ひとりの想いを実現できる重要な取組であるため、県民の関心を惹き、寄附件数や金額の増加につながるよう広く周知に努め、さらなる推進に取り組まれたい。
1 県が保有する未利用財産については、適切に管理しながら県民への貸し付けを行うなど、有効活用の方法について検討し、県民の利益につながるよう努められたい。
との意見などが出されました。
 次に、文教厚生常任委員会関係の事項について申し上げます。
1 「さがすたいる」については、認知度が低い状況であることから、県民に広く認知され、その想いが広まるよう普及啓発に積極的に取り組まれたい。
1 使い捨てプラスチックの削減に対する県民の意識変化を促し、佐賀の豊かな自然を次の世代につなげるため、「プラスマLifeさが」推進事業の認知度を向上させ、事業をより進化させられるよう、努められたい。
1 高齢者福祉施設等については、感染症が広がりやすい施設であることから、クラスターが発生しないよう、実効性の高い感染症対策に努められたい。
1 重層的支援体制整備事業については、実施市町が少ないことから、市町に対し、包括的な支援体制構築の必要性やメリットを説明し、地域共生社会の実現のため、市町の取組を継続して後押しされたい。
1 人工透析患者通院支援事業については、当事者やその家族をはじめ、医療機関及び福祉有償運送事業者において事業の効果が感じられるよう、県内の隅々まで周知し、事業を拡げていけるよう努められたい。
1 「障害児者等わくわく体感応援事業」など様々な特性のある方を対象とした事業を行う際には、当事者や支援者の声を聴き、障害の特性に応じた配慮や運営上の工夫を行った事業実施に努められたい。
1 出会いの場をつくるだけでなく、若者が結婚しやすい社会を構築するため、結婚を希望する方々の想いの実現を後押しできるよう、引き続き「縁カウンターさが事業」の取組に注力されたい。
1 ICT活用教育については、子どもたちが安心して学習に取り組み、学びを深めていけるよう、活用上の課題を踏まえ、引き続き環境整備に取り組まれたい。
1 デジタル社会でよりたくましく生き抜くことのできる子どもの育成のため、GIGAスクール構想支援事業により、教員の指導力向上や、市町・学校への支援に努められたい。
1 SAGAハイスクールDI人材育成事業については、引き続き将来の佐賀を担うデジタルイノベーション人材の育成に努め、身につけた高度なスキルを県内で発揮できる仕組みづくりに取り組まれたい。
1 医療的ケアが必要な子どもたちが地域の特別支援学校で安心して学べるよう、看護師の確保をはじめ、持続可能な支援体制の構築に努められたい。
1 障害のある子どもの教育の機会が保障され、保護者の負担軽減につながるよう、事業改善に努め、ICTツールを活用した持続可能な特別支援学校のスクールバス運行に努められたい。
との意見などが出されました。
 次に、農林水産商工常任委員会関係の事項について申し上げます。
1 クリエイティブ・サガ事業については、クリエイターと県内事業者の協業が今後も多く生まれるよう、他県の事例も参考にしながら、付加価値の向上と、競争力を高める取組を後押しされたい。
1 物流2024年問題対策事業については、物流事業者への支援や再配達削減のための周知に引き続き取り組み、宅配ボックスの設置補助の再事業化も検討されたい。
1 本県産業の人材不足に対応するため、高校生の県内就職に向けた、より早い段階での意識付けや県内企業を知る機会を作り、地域社会全体による継続的な育成など、長期的な視点による人材育成を推進されたい。
1 企業誘致については、今後の地域経済の更なる発展のため、その受け皿となる新たな産業用地の確保に努められたい
1 佐賀コロニー跡地を活用した産業用地造成事業については、工事を円滑に進めたうえで、企業誘致を実現し、この地域における更なる産業用地確保を検討されたい。
1 全国に誇れる県産農畜産物の販売促進については、関係者と情報を共有しながら、国内市場の新たな需要の開拓や海外市場への販路拡大に努められたい。
1 東部工業用水道事業については、県東部地域の産業に欠かせないため、早期の給水料金の見直しや適切な設備更新を行い、効率的かつ柔軟な経営により、工業用水の安定供給に努められたい。
1 有害鳥獣による農作物被害の軽減については、本県農業の維持、発展のため、狩猟者の確保・育成も踏まえ、関係機関・団体と連携し、これまで以上に、有害鳥獣の被害対策に努められたい。
1 農福連携については、コーディネータなどのスキルアップや農福連携の啓発活動などにより、農業者と福祉事業所の双方の課題や不安を克服し続けていける取組をしっかりと進められたい。
1 さが園芸888運動の目標達成のため、就農希望者の呼び込みや就農初期の支援にしっかりと取り組み、園芸農業の担い手確保や育成、農家の規模拡大につながるよう努められたい。
1 さが園芸888運動の関連事業については、様々な課題にしっかり対応し、県全体でこの運動を盛り上げ、園芸農業の振興に取り組まれたい。
1 本県農業の継続的な発展のため、地域農業の将来を見据え、老朽化した農業水利施設を適正に保全管理し、関係者と一体となって効果的に取り組まれたい。
1 戦後に植林された人工林の多くが収穫期を迎えており、持続可能な林業を確立していくため、森林資源の循環利用の推進を図られたい。
との意見などが出されました。
 次に、地域交流・県土整備常任委員会関係の事項について申し上げます。
1 「自発の地域づくり」については、佐賀県ならではの取り組みが長く継続し、発展していくよう担い手を確保し、庁内の関連部局や市町と連携して取り組みを深められたい。
1 「佐賀さいこう!国際運動会」については、議会への事前説明がなかったことを踏まえ、県民と外国人が顔の見える関係づくりができる場として、県民の理解が十分に得られるよう、課題や意見など議会と議論を続けられたい。
1 九州佐賀国際空港のうち、国際線については、既存路線の増便や新規路線の開設などを進め、国内線については、羽田便の増便に向け、引き続き航空会社への働きかけに努められたい。
1 コミュニティバスやデマンドタクシーなどの地域交通については、住民が円滑に社会活動を行えるよう、地域の実情やニーズに合わせて使いやすいものとするなど、持続可能な運行に向けて、関係者と連携して取り組まれたい。
1 地域交通システム全体が持続可能なものとなるよう、「佐賀県地域公共交通利用実態調査事業」の結果やコンサルタントからの提案を関係者と共有し、新たな視点を加えて地域交通の課題解決に取り組まれたい。
1 近隣の港との競争が激しい伊万里港については、コンテナ貨物取扱量の回復に向け、コンテナ助成制度の活用や臨港道路の4車線化など、港の利用促進と機能強化が図られるよう、引き続き取り組まれたい。
1 SAGA2024で取り組んだ新たなチャレンジが今後の大会にも引き継がれ、今の高い競技力の更なる向上と次世代のアスリートの育成強化に向け、引き続きSSP構想を推進されたい。
1 「令和6年度佐賀県事務マネジメント評価報告書」において、重大な不備事項が見受けられた県土整備部の事案については、同じことを繰り返さないよう、適切な再発防止策を徹底するなど、より一層適正な事務の執行に努められたい。
1 建設業の担い手の確保や人材育成については、多様な人材に配慮した働き方改革の推進や労働環境の改善に向け、建設業界からの声を聞きながら、より充実した取り組みに努められたい。
1 佐賀城公園については、多くの方に足を運んでいただけるよう、より快適に利用できる佐賀県らしい、ここにしかない本物の価値や、ポテンシャルを活かした公園整備に取り組まれたい。
1 生活排水処理施設の整備促進については、市町ごとの実情や課題を踏まえ、助言や情報提供を行うなど、取り組みの強化を図られたい。
との意見などが出されました。
 以上をもちまして、決算特別委員長の報告を終わります。
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