議案等の審議結果
地域交流・県土整備常任委員長報告
委員長 冨田 幸樹
地域交流・県土整備常任委員長の報告をいたします。
12月4日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、12月9日及び10日の両日、委員会を開催し「前田利家陣跡」への現地視察を含め慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
甲第46号議案中本委員会関係分、甲第49号議案、乙第67号議案、乙第71号議案、乙第72号議案、乙第76号議案から乙第78号議案まで3件、乙第83号議案、乙第84号議案、乙第86号議案及び乙第89号議案、以上12件の議案を一括して採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見の概要を申し上げます。
1 今年度相次いだ事務手続きなどの誤りについては、県の財政に影響を与えるとともに、県民の信頼を大きく損ねることになっていることから、今後誤りを起こさないために再発防止の徹底に努められたい。
との意見が出されました。
続いて、付託議案及び所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
まず、地域交通関係として、
◎ 地域交通における課題の認識や運行の現状及び市町の取組並びに国や県の支援の必要性
◎ 地域交通を持続可能なものとしていくための県の今後の取組
◎ 廃止の申し入れがあった路線バス「江見線」に対する当時の県の受け止めとこれまでの取組及び運行の継続に向けた現在の検討状況
◎ 「江見線」沿線の3市町の共同運営に対する県の今後の取組及び路線バスを持続可能なものとするための県の取組
などの質疑が行われました。
次に、「はじまりの名護屋城。」プロジェクト関係として、
◎ 「第5回名護屋城大茶会×出張!お城EXPO」の開催の成果と「前田利家陣跡」の発掘調査の成果及び「はじまりの名護屋城。」プロジェクトの今後の取組
◎ 歴史的・文化的な資産としての「お城」の情報発信手法及び県内の「お城」への誘導や周遊の施策
などの質疑が行われました。
次に、道路関係として、
◎ 道路単独予算と労務・資材単価の推移及び道路の維持管理・更新に必要な予算確保の必要性
◎ 県東部地区における安全な道路環境の整備と今後の取組
◎ 国道34号の今寺歩道整備事業の内容と進捗状況及び今後の整備予定並びに道路整備促進への取組
などの質疑が行われました。
次に、災害対策関係として、
◎ 盛土規制法の目的と知事が指定する規制区域の考え方及び手数料の算定方法
◎ 盛土規制法に基づく許可申請書などの受付業務に関する市町への権限移譲の目的及び盛土災害の防止に向けた取組
◎ 県内の土砂災害の発生状況や危険箇所の整備状況及び今後の土砂災害対策の取組
◎ 唐津市の今坂川第三砂防事業の工事の進捗状況
◎ 鳥栖・三養基地区の県管理河川の改修状況及び実松川の整備状況並びに治水対策の推進に向けた今後の取組
などの質疑が行われました。
次に、その他所管事項一般として、
◎ 過疎法の概要と県内の過疎地域の現状及び今後の地域振興の取組
◎ 唐津港の妙見4号岸壁の取扱貨物量と利用状況
◎ 妙見4号岸壁の老朽化に伴う新たな大深水岸壁の早期の港湾計画への位置づけの必要性及び港湾計画の改訂に必要な貨物量と今後の取組
◎ 県が進める「世界の文化創造拠点ARITAプロジェクト」を事業化した背景と目指す姿及び想定するターゲットと今年度の取組状況並びに今後の取組
◎ 「ツール・ド・九州」のこれまでの開催状況及び大会参画の経緯
◎ 「ツール・ド・九州」佐賀県開催の周知と機運の醸成及びコースや交通規制の調整と地元への説明状況並びに今後の取組
◎ 無電柱化事業のこれまでの取組と現在の取組状況及び整備効果と課題並びに今後の取組
◎ 佐賀城公園のこれまでの整備状況及び今年度の公園全体の整備内容
◎ 令和6年度に佐賀城公園に設置したベンチの整備費と必要性及びベンチに対する利用者からの意見の受け止めと今後の設置についての考え
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1 地域交流行政について
1 文化・スポーツ交流行政について
1 県土整備行政について
1 災害対策について
以上4件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、地域交流・県土整備常任委員長の報告を終わります。