議案等の審議結果
高等教育機関問題対策等特別委員長報告
委員長 一ノ瀬 裕子
高等教育機関問題対策等特別委員長の報告をいたします。
人口減少下における県内の高等教育機関等のあり方、及び大学等設置、次世代の人材育成に係る環境整備等の諸問題の調査に関する件につきまして、12月12日に委員会を開催し、質疑を行いましたので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、県立大学の設置について
◎ コンセプトの基本設計への反映状況
◎ 共有スペースであるコモンズ設置の狙いや管理運営方法及び車いす利用者等への配慮
◎ 学食や売店を設置しない理由や学食が運営可能になる学生数及び設置検討の余地
◎ 建物への県産木材使用の有無及び防犯・セキュリティ対策
◎ 通学時の交通安全対策や自転車乗車時のヘルメット着用の周知及び交通アクセスの向上の必要性
◎ 魅力的なまちづくりに向けた佐賀市との連携及び県民の理解醸成のための今後の取組並びに地元説明会の概要
◎ 校舎建設費以外の事業費の概要と額の公表時期及び今後の物価高騰を踏まえた総事業費の見通し
◎ オールジェンダートイレを設置する理由や利用者の負担感及び議会へ事前に説明しなかった理由並びに車いす利用者が使える個室数
◎ ペロブスカイト太陽電池の導入の有無や設置の必要性
◎ 想定している部活動や部室を設置しない理由及び設置検討の余地
◎ 学生の困りごとに対応する学生支援センター設置の有無及びキャリアセンターの設置場所
◎ 災害時を想定した設計上の対策及び建物を維持管理するための工夫
◎ 設計変更が可能な内容と期限
◎ 基本設計上の学生数のキャパシティー
◎ 建物にガラスを多用した理由及び断熱材を入れた壁と遮光等を施したガラスの維持管理コストの違い
◎ 学生や地域等に愛されるための利用者目線を取り入れた設計の有無
この他、
◎ 高大接続改革の概要や大学に与えた影響及び「高大連携」との違い
◎ 大学入学者選抜の内容や時期のあり方
◎ 「地域構想推進プラットフォーム」の概要と県が目指す姿及び今後の取組
◎ ターゲットエイジへの周知・広報に係るこれまで取組及び入試方法を含めた今後の取組
◎ リカレント教育の必要性や想定内容及び決定時期
◎ 教員確保に係る募集分野とスケジュール及び給与などの処遇や雇用条件
◎ 専門家チームにおけるミーティングの開催頻度やメンバーの活動状況及び議論内容の周知方法
◎ 令和8年度の具体的な取組内容
◎ 地域と大学が連携した取組の成果や課題及び「さがを創る大交流大会」から「サガシル」へ引き継がれた経緯と成果
◎ 大学入試の早期化に伴う対策及び早期合格者に対する学力やモチベーションの維持への高校による対応
◎ 大学入試の内容やスケジュール及び総合型選抜と学校推薦型選抜による入学者の割合
などの質疑が行われました。
最後に、人口減少下における県内の高等教育機関等のあり方、及び大学等設置、次世代の人材育成に係る環境整備等の諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、高等教育機関問題対策等特別委員長の報告を終わります。