土木水産常任委員長報告
委員長 宮崎繁則
土木水産常任委員長の報告をいたします。
12月8日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の
事件につきまして、12月10日及び13日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重
に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第39号議案中本委員会関係分、乙第82号議案、
以上2件の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきも
のと決しました。
次に、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概
要を申し上げます。
1.交通量の増大が著しく、慢性的な交通混雑を来している県東部の国道34号、264
号など幹線道路の早期の拡幅、改良を積極的に推進されたい。
1.県西部地域と佐賀市南部地域を連絡する県道江北芦刈線を早期に整備されたい。
1.鳥栖北部丘陵新都市における定住の促進に向け、住宅地の計画的分譲及び、新駅
の早期開業、県道九千部山公園線の早期整備に努められたい。
1.筑後川に注ぐ一級河川田手川の一層の整備促進に努められたい。
1.佐賀導水事業巨勢川調整池の早期完成をはじめ、21世紀を見すえた総合的な治水
対策に努められたい。
1.県営住宅の家賃滞納の解消に向け、一層の努力を行われたい。
1.県営住宅の建て替えについては、高齢者のニーズを踏まえ実施されたい。
との意見などが出されました。
以上のほか、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げま
す。
◎ 養殖ノリへのゴミ混入の状況及び、河川からのゴミ流入防止を含めた有明海の環
境対策
◎ 経常JV制度試行の効果と問題点
◎ 経常JV制度試行のC級業者への拡大
◎ 鳥栖市において、県内で初めて行政代執行が行われるに至った経緯
◎ 行政代執行における収用委員会への裁決申請の基準と対象案件
◎ 県東部の南北軸として重要な幹線である国道385号の早期整備
◎ 日常生活に密着した県道佐賀八女線、県道武雄福富線における歩道整備の推進
◎ 中地江川、高良川、丁后川などにおける河川改修事業の推進
◎ 河川災害復旧事業の採択条件と採択もれの小規模な被災箇所の復旧対策
◎ 急傾斜地崩壊対策事業の整備方針
◎ 山林開発等に伴う土砂流入防止対策の推進
◎ 県営住宅条例の改正内容
◎ 長期的な展望に立った県営住宅新築の検討と既存県営住宅の改善
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1.土木行政の推進について
1.水産行政の推進について
1.災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査といたし
たい旨、議長に申し出ることに決しました。
以上をもちまして、土木水産常任委員長の報告を終わります。
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