関東管区警察局が新潟県警を監察した際、前新潟県警本部長および前関東管区警察局長がとった一連の不祥事に対する国家公安委員会の対応は全く国民の納得を得られないものである。
とくに、中田前関東警察局長が新潟県警への特別監査という任務を果たさず、県警本部長と酒席を共にしていたという、警察活動を指導する幹部にあるまじき行為に対して警察庁が処分をしなかったこと、それを国家公安委員会が黙認したことなどに国民の怒りがわきおこっている。
佐賀県警も捜査の不手際や不祥事によって、警察庁の特別監察を受けたばかりであるが、公金を使っていったい何を、どう監察したのか疑わしくなる。
保利国家公安委員長の出身県として佐賀県民の忿懣もひとしおである。
各地で次ぎつぎと明らかになった警察不祥事よって国民の警察に対する信頼は失われるばかりであるが、それを正すべき特別監察が逆効果となり、警察庁の対応は国民の意思に反するものである。
国民の立場から警察を見守るための国家公安委員会が、警察庁へ真相糾明と処分の見直しを求めることさえなく、保利国家公安委員長はこの問題で警察庁から報告を受けても適切な対応が出来ず公安委員会では発言もしていないなど、全く責務を果たしていない。
任務を果たし得ない国家公安委員長はやめるべきだと考える。
上記の理由により政府に保利耕輔国家公安委員長の罷免を求める意見書を提出するよう請願する。
平成12年3月6日
佐賀県議会議長 宮 原 岩 政 様
請願者 佐賀市神野東4-1 0
日本国民救援会佐賀県本部
会 長 中 島 博 明
紹介議員 武 藤 明 美
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