平成12年2月定例県議会は、 2月22日に開会し、 30日間の会期を経て、 3月22日に閉会した。
本定例県議会では、 平成12年度一般会計予算など62件の議案が審議され、 知事提出議案53件、 意見書案4件が可決された。
予算関係では、 平成12年度一般会計予算 (総額4,937億円、 対前年6月現計予算比0.02%増) や災害救助基金、 県立病院好生館事業会計など12件の特別会計予算、 企業会計予算が原案どおり可決された。
また、 平成11年度一般会計予算に、 47億4,677万3千円を減額する補正予算案をはじめ、 災害救助基金、 県立病院好生館事業会計など10件の特別会計、 企業会計の補正予算案も原案どおり可決された。
条例関係では、 県の中核的医療機関として、 高度・特殊医療等の充実を推進するとともに、 紹介患者と非紹介患者の負担の均衡を図るため、 非紹介患者初診加算料 (初診に係る特定療養費) を徴収するための 「佐賀県立病院好生館使用料手数料条例の一部を改正する条例」 など、 23件の議案が原案どおり可決された。
このほか、 三神地区環境事務組合の公平委員会の事務の受託、 包括外部監査契約の締結についての議案など、 6件の条例外議案も原案どおり可決された。
意見書関係では、 茨城県東海村で発生した臨界事故は、 地域社会や経済に大きな影響を及ぼし、 原発施設が稼働する本県でも不安の声が広がっており、 事故を徹底究明し、 全てを情報公開するとともに、 安全審査の見直しと改善を図ることを求める 「原子力行政の見直しを求める意見書」 など、 議員から提出された4件の意見書が可決された。
県政全般については、 土木行政、 農業問題、 教育問題、 景気・雇用対策等幅広い議論が展開された。