産業常任委員長報告
委員長 乗田 寿
産業常任委員長の報告をいたします。
3月7日の本会議におきまして、 本委員会に付託されました議案
及び請願並びに継続審査中の事件につきまして、 3月9日及び12日
の両日、 現地視察を含め委員会を開催し、 慎重に審議いたしまし
たので、 その経過及び結果について報告いたします。
まず、 採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、 直ちに採決に移り、 甲第1号議案中本委員会関
係分、 甲第4号議案、 甲第5号議案、 甲第9号議案、 甲第10号議
案、 甲第12号議案、 乙第22号議案から乙第25号議案まで4件、
以上10件の議案を一括して採決の結果、 全会一致をもって原案の
とおり可決すべきものと決しました。
次に、 請第2号請願 「吉野ヶ里ニューテクノパーク計画を中止し、
同計画用地を吉野ヶ里歴史公園の一部として活用するよう計画の変更
を求めます」 を採決の結果、 全会一致をもって不採択とすべきもの
と決しました。
続いて、 審議の過程で申し述べられました付託議案についての主
な意見及び要望の概要を申し上げます。
1. 景気の回復、 経済の安定を最優先とした商工労働行政に取り組
まれたい
1. 倒産・解雇による中高年齢離職者に対する支援など、 雇用失業
対策に積極的に取り組まれたい
1. 厳木工業団地については、 現在の経済情勢に鑑み、 事業継続の
見直しを行われたい
1. 農協の信用事業に対する県の検査・指導・事後確認を強化され
たい
1. 米・麦・大豆など土地利用型農業とともに、 畜産、 園芸の一層
の振興に取り組まれたい
1. 「佐賀農業・農村むらぐるみ発展運動」 の成果を生かし、 『さ
が農業・農村ふれあい運動』 を推進されたい
1. 農業振興策については、 年次毎の計画目標に対する達成状況を
具体的に把握し、 その成果を生かし取り組まれたい
1. 中山間地域等直接支払交付金については、 他の制度との併用や
公共的なものへの優先的充当を市町村に指導されたい
1. 県産農産物の販路拡大と有利販売を図るため、 市場流通関係者
への働きかけや県産農産物のブランド化などの推進に取り組まれたい
1. 地産地消農業の推進に重要な役割を果たす農産物直売所の展開を
支援されたい
1. 「佐賀畜産3E運動」 の成果と課題を踏まえ、 『新世紀さが畜産
確立運動』 を推進されたい
1. 繁殖経営農家への支援や優良種雄牛の造成など、 関係機関や農業
団体と一体となり佐賀牛の肥育素牛の県内確保に努められたい
1. 生ゴミを収集する市町村や関係団体とも連携を図り、 土地利用型
作物の有機栽培、 減化学肥料栽培の推進に努められたい
1. 米・麦・大豆など土地利用型作物の一体的な振興のため、 排水不
良ほ場の現状の把握とほ場の排水機能の確保に努められたい
1. 口蹄疫など家畜伝染病の侵入を防止し、 畜産の振興を図るため、
休耕田やタバコ作跡地での飼料用イネ栽培の指導、 普及に取り組まれ
たい
1. 特定鉱害復旧事業の実施にあたっては、 浅所陥没等以外にも範囲
を広げるとともに、 関係市町村と連携を取り、 その円滑な実施に努
められたい
1. 林政改革大綱を踏まえ、 今後の林業施策の展開を図るとともに、
間伐の推進、 森林の大切さの普及啓発、 全国育樹祭の開催を念頭に
置いた緑化の推進などに努められたい
との意見などが出されました。
以上のほか、 所管事項一般として申し述べられました主な質疑の
概要を申し上げます。
◎ 今期のノリ不作が関連中小企業に与える影響の把握と適切な対応
◎ 市街地の整備と商業機能の活性化との一体的な推進による整合性
のとれた施策の実施
◎ 機器等導入支援策の充実、 企業経営者等の意識改革、 企業の人
材の育成など中小企業におけるIT化の推進
◎ 技術力や企画力に優れた県内企業の分工場の県内展開やそれらの
取引先企業の誘致
◎ 住民の安全確保を最優先とした、 採石場における災害防止のため
の指導・監督への取り組み
などの質疑が行われました。
最後に、 11月定例会から引き続き審査中の
1. 商工労働行政について
1. 農林行政について
以上2件につきましては、 なお調査検討を要するため、 閉会中の
継続審査といたしたい旨、 議長に申し出ることに決しました。
以上をもちまして、 産業常任委員長の報告を終わります。
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