平成13年2月定例県議会は、 2月21日に開会し、 30日間の会期を経て、 3月22日に閉会した。
本定例県議会では、 平成13年度一般会計予算など71件の議案が審議され、 予算案及び条例案等61件、 意見書案4件、 決議案1件が可決されたほか、 監査委員選任の人事議案1件が同意された。
予算関係では、 平成13年度一般会計予算 (総額4,892億7,800万円、 対前年当初予算比0.9%減) や災害救助基金、 県立病院好生館事業会計など12件の特別会計予算、 企業会計予算が原案どおり可決された。
また、 平成12年度一般会計予算に、 48億5,605万9千円を減額する補正予算案をはじめ、 災害救助基金、 県立病院好生館事業会計など10件の特別会計、 企業会計の補正予算案も原案どおり可決された。
条例関係では、 県民一人一人が交通安全意識を徹底することにより高齢者等の交通安全を確保し、 全ての県民が安全で安心して共生できる社会の実現に寄与することを目的とした 「佐賀県交通安全の確保に関する条例」 など、 29件の議案が原案どおり可決された。
このほか、 監査委員の選任についての議案に同意するとともに、 県事業に対する市町村負担、 包括外部監査契約の締結についての議案など8件の条例外議案も原案どおり可決された。
意見書関係では、 有明海では今漁期のノリ養殖が大凶作となり、 タイラギ等の貝類も壊滅的な状況になる等、 漁家の経営は極めて厳しい現状にあるため、 有明海における漁業不振の原因を早急に究明し、 総合的な対策を講じるとともに、 関係漁業者への支援策を実施する必要があり、 国会及び政府に万全の措置を講じるよう強く求める 「有明海の再生及び漁業不振対策を求める意見書」 など、 議員から提出された4件の意見書が可決された。
決議関係では、 世界の恒久平和と核兵器がすべての国から一日も早く廃絶されることを求める 「核兵器廃絶・世界の恒久平和を希求する2001年佐賀県宣言に関する決議」 が可決された。
農林、 企画、 福祉、 水産、 教育、 土木、 商工、 環境、 財政の各問題など県政全般について幅広い議論が展開された。