土木水産常任委員長報告
委員長 伊東猛彦
土木水産常任委員長の報告をいたします。
9月25日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査
中の事件につきまして、9月26日及び29日の両日、委員会を開催し、慎重に審
議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、
甲第29号議案中本委員会関係分を採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可
決すべきものと決しました。
次に、乙第71号議案を採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべき
ものと決しました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望
の概要を申し上げます。
1、竹のかけはし実証事業及び森林環境整備緊急対策事業の両方が生かされるよう
にそれぞれの事業を実施されたい。また、伐採される竹すべてが再生されるよう
に事業を展開されたい。
1、唐津港の整備の遅れによる波及効果を調査のうえ年度内に結果を公表し、物流
・観光両面での機能が充分発揮できるよう所要の整備を港湾計画の改訂に反映さ
れたい。また、佐志地区埋立地の土地利用計画は、当初の議論の主旨を踏まえる
とともに払い下げ土地の減免措置を念頭に検討されたい。
との意見などが出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 玄海沿岸の岩礁域の砂の除去による漁場環境改善への早期着手
◎ 生産者表示の導入や試験研究機関による含有物質の分析等による、消費者意識
に即した佐賀県産のりの安全・安心の確保
◎ 諫早湾干拓潮受堤防の平時における常時開門に向けた取り組み並びにノリ養殖
業の協業化の推進及び販売対策の強化
◎ 森林整備に対する県の方針及び支援
◎ 下請依存の高い地元専門工事業者の育成・支援
◎ 県内の経済・雇用に与える影響が大きい公共工事の県内企業への発注及び業者
の負担軽減となるようなきめ細かな行政の対応
◎ 公共関与型廃棄物処理施設整備に係る地域振興策との事業調整による道路整備
の実施
◎ 老朽化の著しい住の江橋に代わる新しい橋の早期整備
◎ ルート選定、交通混雑解消等における、効率的・合理的な道路構想に基づく道
路整備の実施
◎ 市町村合併実現に向けた都市計画のあり方に対する指導及び同事務の市町村へ
の権限委譲による行政サービスの向上
◎ 住ノ江西臨港道路における歩道の設置及び所管事務所の変更
◎ 地域の活性化と連携した公共住宅建設の研究
◎ 既存の公共施設における屋上緑化のモデル的な取り組み及び民間における導入
のための助成措置の実施
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、土木行政について
1、水産林務行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査といた
したい旨、議長に申し出ることに決しました。
以上をもちまして、土木水産常任委員長の報告を終わります。
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