有明海・玄海再生等環境対策特別委員長報告
委員長 石井秀夫
有明海・玄海再生等環境対策特別委員長の報告をいたし
ます。
廃棄物対策、自然環境保全、水産資源の確保、海洋環境の保全に関する諸問題の
調査に関する件につきまして、3月18日に委員会を開催し、慎重に審議いたしま
したので、その過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、廃棄物対策関係としては、
◎ 菖蒲処分場建設地の崩落した崖対策工事に伴う設計変更の現在の状況及び処分
場への進入道路の確保の見込みと都市計画法など関係法令と整合した今後の事業
の進め方
◎ 処分場から発生する浸出水に含まれる塩類の適切な処理方法と浸出水処理水の
放出ルートと放出先
などの質疑が行われました。
次に、自然環境保全関係としては
◎ 流域の環境に配慮したこれからの河川整備
◎ 森林のもつ多くの機能が発揮できるための今後の森林のあり方
◎ 黄砂飛来の現況と人体や環境への影響及び黄砂発生地域改善のための取り組み
◎ 県民の環境美化意識の啓発のための取り組み
◎ 伊万里湾に生息する貴重な生物であるカブトガニの保護対策及びその生育環境
の保全対策
◎ 自然公園の現況と今後の保護対策
などの質疑が行われました。
次に、水産資源の確保関係としては、
◎ 有明海の水産資源回復のための浄化対策
などの質疑が行われました。
次に、海洋環境の保全関係としては、
◎ 有明海・玄海の海域保全のため、森林、河川から海までの体系的な関係部局・
関係機関一体となった施策 の推進
◎ 諫早湾干拓事業における中長期開門調査の早期実現に向けた積極的な働きかけ
と沿岸関係県との連携強化
◎ 近年の有明海の環境変化の状況と諫早湾干拓事業の因果関係
◎ 行政、漁業者、民間団体、研究機関が一体となった有明海再生対策の取り組み
などの質疑が行われました。
最後に、廃棄物対策、自然環境保全、水産資源の確保、海洋環境の保全に関する
諸問題の調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残され
ておりますので、閉会中の継続審査といたしたい旨、議長に申し出ることに決しま
した。
以上をもちまして、有明海・玄海再生等環境対策特別委員長の報告を終わります。
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