平成15年2月定例県議会は、2月24日に開会し、16日間の会期を経て、3月11日に閉会した。
本定例県議会では、議長選挙が行われたほか、平成15年度一般会計予算案など70件の議案が審議され、予算案及び条例案など62件、意見書案4件、決議案1件が可決又は同意された。また、県民から提出された請願 2件が採択された。
予算関係では、平成15年度一般会計予算(総額3,974億3,300万円、対前 年当初予算比15.8%減)や災害救助基金、県立病院好生館事業会計など12件の特別会計予算、企業会計予算が原案どおり可決された。
また、平成14年度一般会計予算に97億9,962万7千円を減額する補正予算をはじめ、災害救助基金、県立病院好生館事業会計など12件の特別会計、企業会計の補正予算も原案どおり可決された。
条例関係では、職員の任期を定めた採用に関し必要な事項を定める「一般職の任期付職員の採用及び給与の特例に関する条例」など、26件の議案が原案どおり可決された。
このほか、県事業に対する市町村負担の議案など、9件の条例外議案も原案どおり可決された。
また、「佐賀空港施設用地の使用不許可処分に係る審査請求に対する裁決について」は、審査請求を棄却すべき旨答申することに決した。
意見書関係では、イラク問題について武力攻撃ではなく、平和的解決に向けての外交努力を尽くされるよう要望する「イラク問題への平和的解決を求める意見書」など、議員から提出された4件の意見書が可決された。
決議関係では、政治資金規正法違反容疑で本県選出の国会議員が逮捕されたことから、「坂井隆憲衆議院議員の辞職を求める決議」が全議員から提出され、可決された。
本会議(一般質問)では、県政全般にわたり幅広い議論が展開され、また、各委員会において審査が行われた。
閉会に際し、今期限りで勇退する井本勇知事から退任のあいさつがなされ、最後に、近藤議長から議員任期最終定例会の閉会のあいさつが行われた。