国は新しい障害者基本計画・障害者プランの策定を2002年に発表し、あらたな「障害者の10年」(2003年~2012年)にはいった。
県障害者プランも2003年度には終了し、新たな数値目標を伴った「新障害者プラン」の検討と策定が急がれている。
特に、2003年度実施の支援費制度では「事務手続きが複雑すぎて利用できない人がいる」、「支援費制度になったことでサービスが低下した自治体がでている」、「これまで利用者負担は本人の所得に応じて決まっていたのに同居家族の一部の所得も対象とされている」など負担増となっている。障害児教育では、南部養護学校(仮称)の早期開設、中原養護学校高等部の設置が急務である。障害児学級の認可の緩和、教員の加配、障害児学童保育の検討設置(地域的な配置)、教室にクーラー設置など要望している。具体化をお願いする。
請願項目
1.新障害者プランの早期策定をすること。
2004~2014年に向け、数値目標をもち、中間年に再度見直し検討を加える
こと。
2.支援費制度の充実をすること。
・ 施設での日用品等の負担増にたいしては助成制度を新設すること。
・ 在宅障害者へのサービスを充実すること
特に市町村の相談活動は親身に充実すること。
・ 在宅等へのデイ・サービスを提供する施設・事業体を逐次公表すること。
3.小規模作業所への県の補助を増やすこと。また、グループホームの設置にた
いしての補助増と指導を支援すること。
4.県自動車税の減免の手続きの簡素化をすること。(各証明書の徹廃)
5.65才以上の重度心身障害者にたいして介護保険利用負担を軽減すること。
県独自の軽減の措置をすること。
6.中原養護学校の高等部設置をすること。
南部養護学校(仮称)の早期着工をすること。
7.基山駅、武雄駅、有田駅にエレベーターを設置すること。
県下の公共施設・交通機関のバリア・フリーを計画的に実施すること。(特にトイ
レのバリア・フリーといつでも利用できるような管理を市町村に指導すること。)
平成16年2月24日
佐賀県議会議長 篠 塚 周 城 様
佐賀市八戸溝1-3-8
障害者(児)の生活と権利を守る佐賀県連絡協議会
吉 末 敏 文
紹介議員 牛 嶋 博 明 木 下 治 紀 増 本 亨 太田 記代子
|