総務常任委員長報告
委員長 山口隆敏
総務常任委員長の報告をいたします。
六月十七日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審
査中の事件につきまして、六月二十一日及び二十二日の両日、現地視察を含め
委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告
いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第二十八号議案中本委員会関係分、乙第
三十七号議案から乙第四十一号議案まで五件、乙第四十八号議案、乙第四十九号
議案及び乙第五十一号議案、以上九件の議案を一括して採決の結果、全会一致を
もって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、乙第五十三号議案「収用委員会予備委員の任命について」を採決の結果、
全会一致をもってこれに同意すべきものと決しました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び
要望の概要を申し上げます。
1、目的税である産業廃棄物税の導入に当たっては、効果が一時的なものとなら
ないよう、納税義務者等の十分な理解に努めるとともに、その収入状況及び
使途については公表されたい。
との意見などが出されました。
以上のほか、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し
上げます。
◎ 組織改正後の複数の所属や組織横断的な連携が必要な課題に対する新たな
ルールづくりへの取り組み
◎ 職員能力開発モデルの開発・導入による職員の能力開発や意識改革等県民満
足度の向上に向けた取り組み
◎ 地域再生プログラムの概要と本県申請の地域再生計画の内容と今後の見通し
◎ 食糧費問題の経過と県の対応及び事実と異なる支出の内容と始まりの時期
◎ 食糧費問題について、平成九年の資料内容と集計結果の公表に対する県の姿勢
◎ 食糧費問題について、調査委員会での調査対象と今後の日程並びに調査結果
報告に対する県の対応
◎ 三位一体の改革に伴う県財政への影響下における基金の有効な活用策の検討や
県債の資金調達コストの縮減への取り組み
◎ 実行可能な予算編成の検討など、公共事業の経済波及効果を考慮した繰越額の
縮減対策への取り組み
◎ 唐津・東松浦地区の広域市町村圏の存続に向けた調整への県の積極的な対応
◎ 唐津・東松浦地区の合併予定日から逆算した今後の日程の考え方
◎ 厳しい財政運営下における安全・有利で効率的な公金運用への一層の取り組み
◎ 統合後の県境犯罪への対応等 県民の十分な理解を得ての警察署の再編整備計画
への取り組み
◎ 女性警察官の捜査部門への積極的登用など多部門への配置による警察力強化
◎ いわゆる「オレオレ詐欺」被害の発生状況と未然防止対策の強化
◎ 警察・学校・家庭・地域の連携による児童・生徒等の安全対策への取り組み
などの質疑が行われました。
最後に、四月臨時会から引き続き審査中の
1、財政確立について
1、政策の統括及び調整について
1、経営支援一般事項について
1、警察行政について
以上四件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査といた
したい旨、議長に申し出ることに決しました。
以上をもちまして、総務常任委員長の報告を終わります
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