産業常任委員長報告
委員長 中倉 政義
産業常任委員長の報告をいたします。
3月8日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件につきまして、3
月10日及び11日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び
結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中本委員会関係分、甲第4号議案、甲第5号議案、甲第9
号議案中本委員会関係分、甲第10号議案、甲第11号議案、甲第13号議案、及び乙第43号議案から乙
第47号議案まで5件、以上12件の議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いた
しました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託 議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1 企業立地促進特区制度の導入については、立地企業への優遇制度による県税の減収を上回る波及効果が
実現できるよう、効果的な企業誘致を促進されたい。
1 観光適地としてのハード、ソフト面の整備支援に取り組むとともに、ファミリーツーリズム推進に努め
られたい。
1 経営向上に情熱をもって取り組む県内中小企業の期待に応え、「がんばる企業支援資金」などの金融支
援を積極的に推進されたい。
との意見などが出されました。
次に、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 県庁組織改正に伴う流通・物産関係業務一元化のねらいと総合力を活用した事業の展開
◎ 玄海水産物の、大都市圏への販路拡大を目指した地元の流通・販売対策の取組みと県の支援
◎ 市町村合併に伴う、商工会議所・商工会の組 織のあり方と佐賀県財政改革緊急プログラムに基づく団
体への補助金見直しの考え方
◎ トライアル発注事業について、これまでの具体的成果と今後の取組み
◎ 全国高校総体開催も視野に入れた、佐賀県観光地の魅力を高めていくための県内事業者、県民の意識づ
くり
◎ 産業技術学院の役割を国と明確に分担し、新規学卒者の人材育成に重点化した運営の検討
◎ 財政事情や雇用保険の運営状況、及び施設本 来の役割を勘案した上での産業技術学院の授業料に対す
る考え方
◎ 農家数、耕地面積の減少、農産物価格の低迷など厳しい情勢の中で、基幹産業として歴史のある佐賀県
農業が目指すべき将来の姿
◎ 中山間地直接支払制度継続に向けた、制度導入の成果や課題と、今後の県内活動の更なる推進
◎ 21世紀型農業の先駆となる「フライト農業」の積極的展開の取組み
◎ 佐賀競馬場の近年の入場者数、売得金の推移と、今後の経営改善の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討が必要なため、閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたし
ました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を 終わります。
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