産業常任委員長報告
委員長 佐野辰夫
産業常任委員長の報告をいたします。
9月26日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続
審査中の事件につきまして、9月28日及び29日の両日、現地視察を含め委
員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告
いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第29号議案中本委員会関係分につい
て、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び
要望の概要を申し上げます。
1、 鎮西町漁協の信用事業譲渡問題を教訓にし、県は水産業協同組合法に基
づく毎年1回の常例検査を実施し、各漁協に対する指導を徹底するよう努
められたい。
1、 鎮西町漁協の経営再建に向けて、県は平成18年度からの職員派遣を含
め責任を持って継続した指導に努められたい。
との意見などが出されました。
次に、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げ
ます。
◎ 木工、焼物産業の現状及び産地再生に向けた県の取組
◎ 都市エリア産学官連携促進事業の評価及び本事業における具体的な取組と
期待される効果
◎ 電源立地交付金の統合及びプルサーマル実施に係る新たな交付金制度の内
容
◎ 国道385号全線開通に伴う企業誘致の推進
◎ フリーター、ニートを含む若年者及び障害者の雇用対策
◎ 「外食における原産地表示に関するガイドライン」の内容及び原産地表示
を推進するための県の取組
◎ 唐津港水産基地再生基本計画の内容及び本計画を具現化するに当たっての
県の役割
◎ 大型店出店や商店街の状況に関する意識調査の結果及び今後の商店街対策
◎ 産業技術学院の訓練生の募集時期及び訓練生募集の広報
◎ 鎮西町漁協の経営悪化を招いた原因及び県の指導責任
◎ 鎮西町漁協の経営再建に向けての県の継続指導
◎ 集落型経営体の育成が進まない要因及び水田農業の担い手の育成目標達成
に向けた今後の取組
◎ 企業の農業参入に対する県の考え方
◎ 安定した酪農経営を確立するための生産振興対策
◎ 有明海の漁場環境保全対策の取組状況及び今後の対応
◎ ノリの新品種開発に伴う大学等との連携及び今後の新品種開発の取組
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、
議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。
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