有明海・玄海再生、環境特別委員長報告
委員長 藤木卓一郎
有明海・玄海再生、環境特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保、廃棄物対策に関する諸問題の調査に関する件
につきまして、3月17日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その
過程で申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、海洋環境の保全関係としては、
◎ 諫早湾干拓事業の中・長期開門調査実施に向けた県から国への働きかけ及び
具体的な代案の積極的な提案
◎ 有明海特別措置法による海域の環境保全及び漁業振興に向けた取り組み並び
に有明海再生機構で取り組む研究テーマと期待される効果
◎ 有明海に流入する河川の水質の現状と経年変化
◎ 玄海地区における漁場環境の調査と赤潮の発生状況及び水質改善に向けた
今後の取り組み
◎ 有明海大授搦のラムサール条約湿地への登録に向けた県の取り組み
などの質疑が行われました。
次に、水産資源の確保関係としては、
◎ 有明海におけるノリ生産及び漁獲量の推移
◎ 玄海再生に向けた藻場造成及び海底耕うん等継続した漁場環境保全対策による
玄海地区の水産資源の回復と水産業の振興
などの質疑が行われました。
次に、廃棄物対策関係としては、
◎ 県内の管理型処分場の残存容量とその算出方法
◎ 菖蒲処分場における工事の進捗状況と浸出水対策及び設計変更に伴う生活環境
影響調査
◎ 菖蒲処分場の収支計画及び湊地区の地域振興策の実施状況と今後の予定
◎ 佐賀市金立町の残土埋立地及び久保泉町の産廃処分場の現状と今後の対応
などの質疑が行われました。
最後に、海洋環境の保全、水産資源の確保、廃棄物対策に関する諸問題の調査に
関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されていますので、
閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明海・玄海再生、環境特別委員長の報告を終わります。
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