県土整備常任委員長報告
委員長 藤木卓一郎
県土整備常任委員長の報告をいたします。
9月26日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続
審査中の事件につきまして、9月28日及び29日の両日、現地視察を含め委
員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告
いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、
甲第29号議案中、本委員会関係分、乙第94号議案から乙第97号議案まで
4件及び乙第102号議案以上6件の議案を一括して採決の結果、全会一致を
もって原案のとおり可決いたしました。
次に、付託議案及び所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概
要を申し上げます。
◎ 「22世紀に残す佐賀県遺産」支援事業の内容と選定遺産の活用など今後
の展開
◎ 背後地の防護や県民の利用促進のための海岸の保全
◎ アスベスト対策への取組状況と今後の早急な対応
◎ 河川の氾濫による浸水想定区域の調査内容とその結果の活用
◎ 関係機関・団体、県民が、一丸となった緑化の推進
◎ 九州の交通の重要な位置にある県東部地域の道路網の整備状況と今後の見
通し
◎ 西九州自動車道、唐津道路の整備状況と今後の早期整備に向けた取組
◎ 唐津地区の県道整備の状況と今後の取組
◎ 九州新幹線西九州ルートにおけるJR長崎本線存続期成会との協議内容と
今後の進め方、沿線住民への情報提供及び早期着工に向けた県の決意
◎ 九州新幹線長崎ルートの抱える、そもそもの成り立ちや新聞各社のアンケ
ート 結果からも伺える県民の時間短縮効果がないとの判断など同ルートの
問題点に対する県の考え
◎ 並行在来線問題についてのこれまでの経緯、及び肥前鹿島から諫早間の第
三セクターの経営の見込み
◎ 存続期成会との協議が進まない中での地域住民の心情を逆なでするかのよ
うな一方的な地域振興策の提案など県の取り組む姿勢
◎ 並行在来線が経営分離されることに伴う沿線地域の経済的損失、及び新幹
線ありきではなく「誰のための新幹線なのか」を十分考えた上での事業の再
検討
などの質疑が行われました。
最後に、6月定例会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について
1、交通政策行政について
1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査
を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります。
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