文教厚生常任委員長報告
委員長 稲富康平
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
12月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願
並びに継続審査中の事件につきまして、12月9日及び10日の両日、現地視察
を含め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果
について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第 33 号議案中本委員会関係分、及
び乙第 77 号議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可
決いたしました。
次に、乙第 94 号議案「教育委員会委員の任命について」を採決の結果、
全会一致をもってこれに同意することにいたしました。
続いて、請第 4 号請願「私学助成の大幅増額・教育費の父母負担軽減・
教育条件の改善を求める請願書」を採決の結果、全会一致をもって採択いた
しました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げ
ます。
◎ 子育て支援の一環としての幼保一元化への積極的な取組みと関係部局相
互の連携強化
◎ 公立保育所運営費の一般財源化の影響と構造改革特区による幼保一元施
設の位置づけと運営の状況
◎ 菖蒲廃棄物処理施設建設地内において発見された医療廃棄物の処置状況
と発見後の地元への対応のあり方
◎ 地元とのこれまでの交渉経緯を十分ふまえた廃棄物処理施設の適切な整
備推進
◎ 有明海に流入する河川や海域の水質の状況と保全のための取組み
◎ 乳幼児医療助成事業の現況と助成適用年齢拡大の検討
◎ 三位一体改革にかかる厚生労働省所管分の税源移譲の本県への影響
◎ 県立病院好生館移転候補地の考え方と移転決定までのスケジュール
◎ 新たな県病院に求められる病院機能やその在り方という観点からの移転
候補地の選定
◎ 小児医療体制の現況と充実に向けた今後の取組み
◎ 関係団体等と一体となったエイズ予防啓発事業の取組み
◎ 子宮ガン検診の受診率向上のための取組み
◎ 三位一体改革による国庫補助負担金改革に伴う文部科学省関係分の影響
と義務教育費国庫
負担金制度の在り方に対する教育委員会の見解
◎ 唐津東高校への中高一貫教育導入に伴う、施設設備の全面移転にあたって、
事業の確実な 推進のため、地元唐津市との文書による確認の検討
◎ 小中学校における佐賀のすぐれた歴史や文化など、郷土についての理解
を深める教育の充実
◎ 県内の歴史的建造物の現況と関係部局と連携した保存のための支援の取
組み
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討が必要なため、閉会中の継続審査を
議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。
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