産業常任委員長報告
委員長 佐野辰夫
産業常任委員長の報告をいたします。
6月22日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続
審査中の事件につきまして、6月24日及び27日の両日、現地視察を含め委
員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告
いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第28号議案中本委員会関係分につい
て、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び
要望の概要を申し上げます。
1、 リース方式による事業所用ビルの整備について、長期に及ぶ債務負担行
為と多額の一般財源の負担を要することから、撤退など将来的なリスクを
回避できるよう万全を期されたい。
1、 県内中小企業に対する「がんばる企業支援資金」の融資について、県内
商工会等が行う融資事業に影響を及ぼさないよう配慮されたい。
との意見などが出されました。
次に、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げ
ます。
◎ 遺伝子組換え農作物の技術開発と条例制定の検討
◎ かんばつによる農作物等への影響と今後の対応
◎ 「際立つ佐賀県」となるための5つの産業戦略の策定と実現のための雇用
対策
◎ リース方式による事業所用ビル整備と情報関連企業の誘致
◎ 若年者の雇用対策と職業訓練
◎ 唐津港水産基地再生構想の策定と販売対策の強化
◎ 「がんばる企業支援資金」の利用状況と来年度以降の取組
◎ 中山間地域等直接支払制度の取組と課題
◎ 県内農協の経済事業改革と県域JA合併に対する県の指導
◎ 新たな経営安定対策における集落営農組織の育成
◎ 玄海地区における栽培漁業の推進と藻場の造成
◎ 松くい虫の特別防除と農薬空中散布の実施による周辺環境に及ぼす影響と
対応
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、
議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。
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