産業常任委員長報告
委員長 中倉政義
産業常任委員長の報告をいたします。
12月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継
続審査中の事件につきまして、12月9日及び10日の両日、現地視察を含
め委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果につ
いて報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。 質疑終結の後、直ちに採決に移り、
甲第33号議案中本委員会関係分、 甲第36号議案中本委員会関係分、
及び 乙第78号議案 以上3件の議案を一括して採決の結果、全会一致を
もって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託 議案についての主な意見
及び要望の概要を申し上げます。
1 台風等の被害を受けた森林の復旧対策について、森林所有者への支
援策の周知徹底と安全面への指導に配慮し、早急に進められたい。
との意見などが出されました。
次に、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上
げます。
◎ 工業団地の未分譲地解消と企業誘致を促進するためのりース制度の
導入や企業立地緊急対策事業の積極的活用
◎ 県立九州シンクロトロン光研究センターの効果を最大限に発揮するた
め、大学や企業の研究・教育施設などの隣接用地への誘致の促進
◎ 若年層の早期離職の防止や「団塊の世代」の大量退職を見越した雇
用対策の充実
◎ 梨やいちごなど、県産農産物の輸出における課題と輸出促進に向け
た今後の取組み
◎ オーバーストアーとも言える大型店の出店に対する県の所見と商店街
活性化に向けた今後の取組み
◎ 大都市圏からのリピーター観光客誘致に向けた情報発信や旅行業界
への働きかけと県域を越 えた観光客受入体制の整備
◎ 県立産業技術学院の役割について、県内産業の担い手となる新卒若
年層の人材育成に重点化することの検討
◎ 佐賀県農業の活性化を目的とした、水田農業担い手育成の推進方策
と県施策の展開方向
◎ 産地間競争に勝ち残るため、環境保全型農業への取組みや経営規模
拡大、高品質化に向けた県独自による園芸振興対策の継続的実施の必
要性
◎ 県民への娯楽の提供や、雇用など地域経済に 果たす役割を維持す
るため、佐賀県競馬組合の経営改善に向けた取組み
◎ 陸上養殖の推進も視野に入れた玄海地区の養 殖業の振興に対する
県の支援充実と今後の取組みなどの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討が必要なため、閉会中の継続審
査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を 終わります。
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