今年度、佐賀県では小学校1、2年生で35人学級が部分的に実施された。
そして、全国では、東京都と香川県を除く、すべての道府県で少人数学級が何らかの形で実現している。
また、今年2月の国会答弁で、中山文部科学大臣は「少人数学級をすすめないといけない。」旨の発言をしている。
佐賀県で少人数学級が4月から実施されて、現場の先生から「子どもたちと話す機会が多くなった。」とか、保護者からも「子どもが学校に行くのが楽しいと言っている。」などの反響が上がっている。
今後、少人数学級を小中高のすべての学年へ拡大することは県民の切実な願いである。
県独自の予算で、小学校全学年で少人数学級を実施している山形県教育委員会や文部科学省が出したアンケート結果にも、少人数学級が学力向上はもとより、子どもたちの不登校を減らし、基本的な生活習慣をつけるのに効果があると示されている。
今の子どもたちの課題解決のためにも、小中高の全学年に少人数学級を広げていくことが求められている。
したがって、下記の事項について請願する。貴職、貴議会において「少人数学級の拡大を求める請願」について十分審議され、採択していただくようお願い申し上げる。
記
1.少人数学級を小学校、中学校、高校のすべての学年に拡大することを求める。
2.当面、来年度から小学校3年生への少人数学級の拡大を求める。
平成17年12月5日
佐賀県議会議長 原 口 義 己 様
「少人数学級の実現をめさず」
佐賀県連絡会代表 山下聡美
紹介議員 牛嶋博明 増本 亨 太田記代子 末安善徳
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