文教厚生常任委員長報告
委員長 岩田 和親
文教厚生常任委員長の報告をいたします。
12月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び請願、並びに
継続審査中の事件につきまして、12月9日及び12日の両日、現地視察を含め委員会
を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、討論に移り、乙第127号議案から乙第131号議案まで5件、及び
乙第142号議案から乙第147号議案まで6件、以上11件の議案について、賛成の
立場から、「指定管理者制度の実施にあたっては、今後3年間で、サービスの維持、責
任所在の明確化及び事業者における県関係者の存在などの問題を検証し、適切な運用に
なるよう努められたい」との討論がありました。
討論の後、直ちに採決に移り、甲第35号議案中本委員会関係分、乙第115号議案
から乙第117号議案まで3件、乙第125号議案、乙第127号議案から乙第131
号議案まで5件、及び乙第142号議案から乙第147号議案まで6件、以上16件の
議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
次に乙第149号議案「教育委員会委員の任命について」を採決の結果、全会一致を
もってこれに同意することにいたしました。
次に、請第2号請願「少人数学級の拡大を求める請願書」を採決の結果、賛成者少数
により不採択となりました。
次に、請第3号請願「私学助成の大幅増額・教育費の保護者負担軽減・教育条件の改
善を求める請願書」を採決の結果、全会一致をもって採択いたしました。
続いて、付託議案についての主な意見及び要望の概要を申し上げます。
1 指定管理者については、施設サービスの向上や運営効率化が実現されるよう、利用
者の意見も踏まえながら選定されたい。
1 保健所と福祉事務所の統合による業務のあ り方、市町村との関わり方を整理し、サ
ービスの一層の向上に努められたい。
1 障害者自立支援法の施行を踏まえ、今後も 障害者自立の支援策に積極的に取り組ま
れたい。
続いて、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 対策を講じても少子化がとまらない理由と、経済的支援以外の視点による今後の方策
◎ 県内の介護保険施設の整備計画の進捗状況と 国の介護保険制度の変化に応じた県の
取組み
◎ 障害児・者の地域社会での自立にむけた支援策における教育と福祉の連携強化
◎ 県立病院好生館の現地改築案に関する問題点と移転場所選定の決断時期
◎ 県立病院の経営状況と地方公営企業法の全部適用や地方独立行政法人化に対する県の
所見
◎ 生徒指導に積極的に取り組む姿勢を築き、指導力を向上させるための教師の意識改革
◎ 中高生の学校内での携帯電話所持に対する指導の徹底
◎ 少年の非行防止対策として、子どもに社会の一員であることを認識させ、社会性を育
むための教育の取組み
◎ 立志式などの機会をもたせるなど、子どもに将来への夢や目標を意識させ、実現に向
け努力する姿勢を育てる教育の必要性
◎ 食育基本法の理念を踏まえた県内学校の 栄養教諭の早期配置
◎ 児童の通学路における要注意箇所の把握と 保護者への周知、並びに登下校時の安全対策
◎ 「2007青春・佐賀総体」の開催成功に 向けた競技、宿泊施設等の受け皿づくりの
見通しと市町村の推進状況 などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、くらし環境行政について
1、健康福祉行政について
1、教育の振興について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に
申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、文教厚生常任委員長の報告を終わります。
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