県立病院建設等特別委員長報告
委員長 石倉秀郷
県立病院建設等特別委員長の報告をいたします。
県立病院の建設、経営、医療機関の連携、跡地の利活用に関する、諸問題の調査に関す
る件につきまして、12月13日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で
申し述べられました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、県立病院好生館の建設に関しては、
◎ 新病院の用地取得のための地権者への説明状況、及び今後の用地造成、建設等のスケ
ジュール
◎ 臭気対策や談話スペースの設置など、患者や家族にとっての快適な療養環境の整備
◎ 工事、資材調達及び物品購入等における地元企業への配慮
◎ 移転先を郊外の佐賀市嘉瀬地区に決定した経緯
◎ 移転先周辺における道路拡幅や上水道整備等の社会資本整備の促進、及び関係機関や
地元との調整状況
◎ PFIなどいろいろな方式の建設・運営手法の検討状況及びその決定時期
などの質疑が行われました。
次に県立病院の経営に関しては、
◎ 県立病院としての障害児や障害者に対する医療提供の考え方
◎ がんの早期発見のためのPET導入の必要性、及びがん先進医療提供体制への取り組み
◎ 患者が容易に他の高度医療機関を受診できる体制の整備
◎ 県民によりよい医療を提供するための医師等の人材確保についての考え方
◎ 病院の地方独立行政法人への移行、地方公営企業法の全部適用など、運営形態の検討
状況
◎ 新病院の基本計画策定のために開催した第1回専門家会議の内容、及び計画に対する
県民意見の十分な反映
◎ 全国的に不足している小児科医や産科医の集約化・重点化計画についての考え方
などの質疑が行われました。
次に医療機関の連携に関しては、
◎ 佐賀大学医学部附属病院や他の医療機関との連携、及び役割分担の検討状況
などの質疑が行われました。
次に跡地の利活用に関しては、
◎ 県と地元佐賀市が一体となった、跡地活用についての取り組みの必要性
などの質疑が行われました。
最後に、県立病院の建設、経営、医療機関の連携、跡地の利活用に関する、諸問題の
調査に関する件につきましては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、
閉会中の継続審査を議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、県立病院建設等特別委員長の報告を終わります。
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