産業常任委員長報告
委員長 佐野辰夫
産業常任委員長の報告をいたします。
12月7日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続
審査中の事件につきまして、12月9日及び12日の両日、現地視察を含め委
員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告
いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第35号議案中本委員会関係分、乙第
118号議案及び乙第132号議案から乙第134号議案まで3件、以上5件
の議案を一括して、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしま
した。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び
要望の概要を申し上げます。
1、 知事等が理事長を務める法人が指定管理者に応募される場合、選定にお
ける団体間の公平性に疑念を抱かれぬよう配慮されたい。
1、 指定管理管理者制度導入の趣旨である民間のノウハウを活用するために、
より多くの民間事業者やNPO法人等が参画できるよう周知徹底に努めら
れたい。
1、 農林水産団体で掲げられている合併構想の実現に向け、県は適切な指導・
支援に努められたい。
との意見などが出されました。
次に、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げ
ます。
◎ 指定管理者制度導入後における施設の管理運営に関する情報公開と個人情
報の保護
◎ 指定管理者の公募の考え方
◎ 大型店の郊外出店に対する他県の対応と県の考え方
◎ 商店街の活性化を図るため、唐津市からなされた支援要望に対する県の対
応
◎ 商工会に対する急激な補助金削減の見直し
◎ 西九州地域において観光客が減少した要因と今後の観光客の誘致対策
◎ ものづくりの技能を伝承すべき若年者に対する人材育成の方策
◎ 第8次職業能力開発計画の策定状況
◎ 農林水産団体の合併実績と合併構想の実現に向けた今後の県の指導
◎ 平成19年産から導入される品目横断的経営安定対策で特例措置が講じら
れている集落営農組織と認定農業者の経営規模要件
◎ 品目横断的経営安定対策の対象となる担い手の育成
◎ 環境保全型農業を推進するための取組状況とその成果
◎ 米国産牛肉の輸入再開後に影響が及ぶ畜産農家に対する経営安定対策
◎ 牛肉の安全性を確保するために導入された牛のトレーサビリティシステム
の内容
◎ 有明海におけるタイラギ等の漁業再生及び貝類資源の回復に向けた取組
などの質疑が行われました。
最後に、9月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、
議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。
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