有明海・玄海再生、環境特別委員会
委員長 木下 治紀
有明海・玄海再生、環境特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保に関する諸問題の調査に関する件につきまして、
9月28日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べら
れました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、海洋環境の保全関係としては、
◎ 有明海の海域の環境保全及び改善に関する進捗状況
◎ 有明海に流入する河川の水質の経年変化状況、及び工場・事業場の排水規制の達成
状況
◎ 有明海の海域環境の変化と水質や底質の変化との関連
◎ 有明海沿岸へ漂着するごみの実態、及びごみ問題解決に向けた河川管理者、県、市
町等との連携による取り組み
◎ 国における有明海再生特別措置法見直し検討の状況、及びそれに対する県の対応
◎ 有明海の現状に対する県の認識、及び有明海再生への取り組み
◎ 諫早湾干拓事業の中・長期開門調査の実施に向けた県から国に対するこれまでの要
請活動状況、及び今後の県の対応方針
◎ 諫早湾干拓締切堤防排水門の常時開門に向けた国への要請
◎ 干拓地の全部を締め切らない、いわゆる「未完成の干拓地」を新たに造成すること
による有明海再生
◎ 有明海再生機構等による調査研究の内容及び成果
◎ 玄海地区の漂着ごみの実態、及び漁場環境保全への取り組み
などの質疑が行われました。
次に、水産資源の確保関係としては、
◎ 有明海の貝類資源の現状及び貝類資源回復のための稚貝放流技術等の開発状況
などの質疑が行われました。
最後に、海洋環境の保全、水産資源の確保に関する諸問題の調査に関する件につきま
しては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を、
議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明海・玄海再生、環境特別委員長の報告を終わります。
|