2月27日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中
の事件につきまして、3月1日及び2日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎
重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第1号議案中、本委員会関係分、甲第4号議
案、甲第5号議案、甲第9号議案から甲第11号議案まで3件、甲第14号議案、甲
第16号議案中、本委員会関係分、甲第18号議案、甲第19号議案、甲第23号議
案から甲第25号議案まで3件、甲第28号議案、及び乙第20号議案、以上15件
の議案を一括して、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の
概要を申し上げます。
1、県民の貴重な財産である本県の農業及び農村の魅力と活力を再構築するため、
「さが“食と農”絆づくりプロジェクト」が着実に実施され、多くの成果があがる
ように努められたい。
1、耕作放棄地を活用する放牧技術の普及により繁殖牛の飼養環境を整備することで、
本当の意味での「佐賀牛」銘柄の産地を築かれたい。
1、酪農関係施設を初め、施設整備事業の予算要求を行う場合は、安易な予算繰越を
避けるため、建設予定地の地元同意の状況など、事業実施に関する諸問題が解決さ
れていることを十分に確認した上で要求されたい。
1、ノリ養殖漁場の環境改善や有明海の貝類資源回復に向けた事業を実施することに
より、有明海の水産振興に努められたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 伊万里市第四工業用水道整備事業の事業費負担割合に関する県と伊万里市との合
意形成時期の見込み
◎ より一層の企業誘致推進に向けた、今後の工業用地などの基盤整備に対する県の
考え方
◎ 大都市圏販売力強化支援事業の効果と県産品のブランド化への取組み
◎ 中心市街地空洞化の問題と市街地再生に向けた県の方針
◎ 郊外大型店の出店に対する県独自の規制と中心市街地活性化法の改正に基づく基
本計画認定に向けた市町の取組みに対する県の支援
◎ 露地野菜生産農家の経営安定に向けた取組み
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、議長
に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。