県土整備常任委員長報告
委員長 稲富正敏
県土整備常任委員長の報告をいたします。
2月 27日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件 につきまして、3月1日及び2日の両日、委員会を開催し、慎重に審議いた しましたので、 その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。 質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第 1号議案中、本委員会関係分、甲第16号議案 中、本委員会関係分、乙第21号議案から乙第 25号議案まで5件、乙第29号議案から 乙第31号議案 まで3件、及び乙第36号議案 から第39号議案まで4件、以上14件の 議案を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を 申し上げます。
1. 軟弱地盤上に建設される有明海沿岸道路の佐賀福富道路については、盛土構造での施工
ではなく、地盤沈下の心配がない高架方式も考えられたい 。
との意見が出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げ
ます。
◎ 未竣工工事の概要と再発防止に向けた今後の取り組み ◎ 本県建設業者の健全経営に向けた入札契約制度の運用。 ◎ 専門工事におけるローカル発注の推進 ◎ 総合評価方式の建設業者への周知、及び建設業の構造改革への支援策 ◎ 違反屋外広告物の広告や設置者の状況と、高校総体開催までの是正指導方針 ◎ 吉野ヶ里歴史公園の整備状況、収支状況及び県営区域における無料化についての所見 ◎ 平成19年度から導入予定の「農地・水・環境保全向上対策」に対する県の指導方針 ◎ 有明海海岸堤防の整備状況、及び早津江川における高潮対策 ◎ クリーク防災事業の実施状況と今後の取り組み、及び集落営農を安定させるための水路
の暗渠化等、生産基盤の再整備 ◎ 筑後川水系の河川整備の状況と浸水想定区域の防災対策、及び「県民協働」の視点を
取り入れた「水辺空間創出事業」の目的 ◎ 平成18年の災害発生状況、及び災害復旧の進め方 ◎ 防災対策事業の拡充強化。 ◎ 「こだまの森づくり」と「緑豊かな里づくり」への取り組み状況、及び山から平坦地まで調和
の取れた緑づくりの考え方 ◎ 有明佐賀空港の旅客便と夜間貨物便の利用状況、及び羽田空港拡張時における東京便
増便への積極的な取り組み ◎ 子供や高齢者など交通弱者を守る、生活道路の交通安全対策の強化 ◎ 有明海沿岸道路等の広域幹線道路ネットワークの早期整備 ◎ 有明海沿岸道路の佐賀福富道路の完成時期及び事業費 ◎ 県道三瀬神埼線の城原川ダム建設予定地における、早急な安全対策の実施
などの質疑が行われました。
最後に、11月定例会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について 1、交通政策行政について 1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出
ることにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります
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