県土整備常任委員長報告
委員長 中倉政義
県土整備常任委員長の報告をいたします。
6月22日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中の事件に
つきまして、6月26日及び27日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、慎重に審議いた し
ましたので、その経過及び結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。 質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第 30号議案中、本委員会関係分を採決の結果、賛成
者多数をもって原案のとおり可決いたしました。 次に甲第 33号議案、及び乙第67号議案 から第69号議案まで3件、以上4件の議案を一括し
て採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。
続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の概要を申
し上げます。
1. 県内建設業者の受注拡大を図るため、国の発注工事についても受注できるよう、国等へ積極
的に働きかけられたい。
1. 並行在来線の経営分離の同意という厳しい判断を行った白石町と太良町へは、地域振興に係
る特別支援事業を確実に実施されたい。
1. 鷹島肥前大橋(仮称)の開通に伴い、交通量の増加が見込まれる、国道204号の古保志気か
ら新木場地区間の危険箇所については、早期整備に努められたい。
1. 県勢発展の鍵を握る「県内主要都市間55分圏構想」を達成するために、有明海沿岸道路 等の
広域幹線道路ネットワーク整備のための道路予算の確保に積極的に取り組まれたい。
1. 伊万里市が工業用水貯水池の護岸として利用するために、有償譲渡が必要な伊万里港の県
有財産の処分については、適正な手続きを経て対応されたい。
との意見などが出されました。
次に、付託議案及び所管事項一般として、申し述べられました主な質疑の概要を申し上げま
す。
◎ 佐賀城下再生百年構想に基づいた城内のまちづくりの推進 ◎ 「22世紀に残す佐賀県遺産」の指定状況、支援状況、及び今後の展開 ◎ 汚水処理施設の整備促進、及び公共下水道、農業集落排水等における加入率向上対策 ◎ 道越漁港海岸の平成18年度災害復旧事業、及び護岸の強化、改良についての今後の対策 ◎ 広域農道多良岳地区とアクセス道路の早期整備、及び県南部地域における国道、県道の交
通安全対策 ◎ 伊万里市における「空き家バンク制度」の内容、及び県内の空き家の有効利用に対する取組み ◎ 城原川ダム事業における流水型ダムの自然環境に及ぼす影響、及びダムによらない治水対策
の再検討 ◎ 「こだまの森林づくり」の進捗状況と今後の取組み、及び「緑の少年団」の育成 ◎ 有明佐賀空港の羽田空港拡張時における東京便増便への取組み、及び福岡県南西部地区へ
の利用促進活動 ◎ 九州新幹線西九州ルート整備に伴う、経営分離後の長崎本線における新駅設置への取組み ◎ 九州新幹線長崎ルート整備に伴う佐賀県独自の経済効果算出の必要性、及びフリーゲー
ジトレインの技術開発状況と課題 ◎ 九州新幹線西九州ルート沿線地域の踏切問題を研究する組織の必要性 ◎ 佐賀唐津道路の唐津相知間、及び県道唐津北波多線の早期整備に向けた取組み ◎ 佐志浜人工海浜の代替施設の検討状況、及び唐津港再建整備における、特に東地区の老朽
岸壁の早期改良整備
などの質疑が行われました。
最後に、5月臨時会から引き続き審査中の
1、県土づくり行政について 1、交通政策行政について 1、災害対策について
以上3件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を議長に申し出る
ことにいたしました。
以上をもちまして、県土整備常任委員長の報告を終わります
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