平成19年11月定例県議会　産業常任委員長報告《委員長　牛嶋博明》

　１２月５日の本会議におきまして、本委員会に付託されました議案及び継続審査中
の事件につきまして、１２月７日及び１０日の両日、現地視察を含め委員会を開催し、
慎重に審議いたしましたので、その経過及び結果について報告いたします。
　まず、採決の結果を申し上げます。
　質疑終結の後、直ちに採決に移り、甲第４２号議案中、本委員会関係分について採決
の結果、賛成者多数をもって、原案のとおり可決いたしました。
　次に、甲第４５号議案、乙第１０７号議案、及び乙第１０８号議案、以上三件の議案
を一括して採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決いたしました。

　続いて、審議の過程で申し述べられました所管事項一般についての主な質疑の概要
を申し上げます。
◎　肥育牛の肉質向上と優良な肥育素牛の確保、及び首都圏における佐賀牛ブランド
　の確立
◎　ブランド化の意義・効果と佐賀のりをはじめとする農水産物のブランド化に向け
　た取組み
◎　観光客の受入体制の整備と広域観光の推進、及び外国人観光客誘致の取組み
◎　麦わらの処理状況と焼却する主な理由、及び麦わらの有効活用に向けた取組み
◎　就農希望者の栽培技術等の習得や経営開始に対する支援、及びノリ養殖業後継者
　の確保
◎　農家等の意見をふまえた品目横断的経営安定対策に関する国への働きかけと水田
　農業の担い手づくりへの取組み
◎　佐賀県果樹農業振興計画の内容、及び果樹農業の振興に向けた今後の取組み
◎　重油価格の高騰が農家経営に与える影響と今後の取組み
◎　酪農の生産性向上と飼料作物の生産拡大、及び新たな酪農所得拡大対策への取組み
などの質疑が行われました。 
　最後に、９月定例会から引き続き審査中の
１、農林水産商工行政について
１、生産振興行政について
　以上２件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、議長
に申し出ることにいたしました。
　以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。