ゆたかで、ゆきとどいた教育をすすめ、心のかよう学校づくりや、すべての児童・生徒の健やかな育成とそれぞれの進路を保障するこ とは、多くの父母・県民の切実な願いである。いま、「構造改革」政治によって、経済格差が教育格差を広げるという悪循環に陥りつつ ある。教育格差を克服し、少人数学級の拡充、私学助成、障害児教育の充実、奨学金の充実、教育費の父母負担軽減など、ゆきとどいた 教育をすすめるための条件整備に力を尽くして欲しいと願っている。これらの趣旨から、以下の要請項目について、すみやかに実現して いただくことを求める。
1 ゆきとどいた教育を保障し、発達に応じた基礎学力がつくよう条件整備を求める。
(1)佐賀県内の小学校・中学校・高等学校の30人以下学級を実現されたい。
(2)耐震補強工事の実施、老朽校舎の改築、冷暖房施設設置など学校の施設・設備を充実
されたい。
2 子どもの就学を保障し、教育費の父母負担軽減を図られたい。
(1)生活保護家庭や低所得家庭に対する授業料減免制度を充実されたい。
(2)高校授業料や県立の専門学校などの授業料を値上げしないようにされ
たい。
(3)私学助成を大幅に増額し、「経常費2分の1助成」を実現されたい。
3 障害児教育の教育条件改善をおこなわれたい。
(1)通常学級に在籍し、特別な手だてを必要とする子どもたちのため、教職員を増やし、教育
条件を整備されたい。
(2)佐賀県東部に障害児学校を設置されたい。
請願者 佐賀市高木瀬町大字東高木227-1 佐高教組内
紹介議員 牛嶋博明 増本 亨 末安善徳 太田記代子 内川修治
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