平成19年9月定例県議会は、9月13日に開会し、22日間の会期を経て、10月4日に閉会した。
本定例会では、平成19年度一般会計補正予算案など37件の議案等が審議され、予算案及び条例案等21件、意見書案6件が可決された。
また、公安委員会委員の任命など人事関係議案2件が同意された。
なお、「平成18年度佐賀県歳入歳出決算の認定について」など3件の決算議案は、決算特別委員会に付託され、継続審査となった。
予算関係では、大雨や台風の被災箇所の早期復旧を図る災害復旧事業費や新県立病院の移転用地を取得する新県立病院好生館建設事業費など平成19年度一般会計予算に17億3,200万円を追加する補正予算案及び国道207号改良工事損害賠償請求訴訟判決の受け入れに伴い46万円を追加する補正予算案が原案どおり可決された結果、予算総額は4,140億3,200万円(対前年同月比1.8%減)となった。
条例関係では、平成19年10月1日に佐賀郡川副町、同郡東与賀町、同郡久保田町の佐賀市への編入合併に伴う佐賀市・佐賀郡の選挙区について、現議員の任期中は従前の選挙区のとおりとする「佐賀市、佐賀郡川副町、同郡東与賀町及び同郡久保田町の合併に伴う佐賀県議会議員の選挙区の特例に関する条例」など8件の議案が原案どおり可決された。
意見書関係では、きめ細かい教育の実現のため「教育予算の確実な確保・拡充」を求める意見書など、全議員から提出された6件の意見書が可決された。
本会議(一般質問)では、地方交付税減少に伴う行財政改革緊急プログラムの見直しに関する諸問題、九州新幹線西九州ルートの着工や平行在来線問題、県立中学校入学者の選抜方法及び県立高校の再編整備問題など幅広い議論が展開され、また、各委員会では質疑や付託議案等の審査が行われた。