続いて、審議の過程で申し述べられました付託議案についての主な意見及び要望の
概要を申し上げます。
1、農産物の輸出については、継続的に取り組むとともに、一定の成果を出すことが
必要であり、先駆者利益の見込まれる佐賀牛の中東輸出についてもその成果を十分
見極められたい。
1、佐賀商工共済協同組合の破綻に係る被害者の救済に際しては、監督権限を行使し
なかった県の法的責任を踏まえ、訴訟を提起されたか否かにかかわらず、等しく救済
の対象とされたい。
1、県は、司、司で責任を持って仕事を行っているのであるから、佐賀商工共済問題
での国家賠償法に基づく職員への求償においても、井本前知事にだけでなく、この
問題に責任がある関係職員まで含めて求償の対象とされたい。
との意見が出されました。
次に、所管事項一般として申し述べられました主な質疑の概要を申し上げます。
◎ 自動車産業人材育成支援事業の取組みと工業用地確保の諸問題
◎ 「新産業集積エリア」の整備方針と選定経過、整備計画、及び今後の企業誘致の
取組み
◎ 産業技術学院における新規学卒者の入校が少ない理由、PRの必要性、及び若年者
の雇用対策
◎ ミニマム・アクセス米の輸入に伴う影響と、輸入中止に向けた国への働きかけ
◎ 大型商業施設の出店状況とその影響、及びこれを踏まえた今後の地域商業の振興
への取組み
◎ 高度化資金を延滞している貸付先における従業員の賃金不払いについての県の対応
◎ 商工会の位置づけとその担うべき役割、及び商工会の現状に対する県の認識
◎ 県の観光戦略と外国人観光客誘致の取組み、福岡都市圏への取組み、及び九州新幹線
西九州ルート開業に向けた取組み
◎ イノシシによる農作物の被害状況、及び捕獲報償金交付の際の確認手続きの簡素化
◎ 品目横断的経営安定対策の見直し内容と今後の水田農業の振興への取組み
◎ 有機栽培、エコ農業など環境にやさしい農業の取組状況、及び消費者の認知度向上
につなげるための取組み
などの質疑が行われました。
最後に、2月定例会から引き続き審査中の
1、農林水産商工行政について
1、生産振興行政について
以上2件につきましては、なお調査検討を要するため、閉会中の継続審査を、議長
に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、産業常任委員長の報告を終わります。