有明海・玄海再生、環境特別委員会
委員長 太田 記代子
有明海・玄海再生、環境特別委員長の報告をいたします。
海洋環境の保全、水産資源の確保に関する諸問題の調査に関する件につきまして、
7月14日に委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その過程で申し述べら
れました主な質疑の概要を報告いたします。
まず、海洋環境の保全関係としては、
◎ 諫早湾干拓訴訟佐賀地裁判決を受けての国の判断に対する今後の県の対応と、
有明海沿岸の漂流物対策
◎ 諫早湾干拓訴訟に対する国の控訴決定や農林水産大臣談話及び中・長期開門調査に
対する県の考え
◎ 諫早湾干拓潮受け堤防締切りにより悪化した漁場環境の改善への取組み
◎ 有明海再生のための諫早湾干拓事業における水門開放の必要性
◎ 玄海グリーンコースト創生事業の取組み状況と海砂採取の適正化に向けた県の措置
◎ 諫早湾干拓潮受け堤防排水門の中・長期開門調査に反対する長崎県の不安払拭の
ための提案
などの質疑が行われました。
次に、水産資源の確保関係としては、
◎ 有明海の貝類資源の回復対策と、カキ養殖の安定生産への取組み
◎ ノリ新品種開発の状況と安定生産のための取組み
◎ タイラギ立枯れ斃死の原因究明についての取組み
◎ 有明海水産資源回復のための漁場環境改善の取組み
などの質疑が行われました。
最後に、海洋環境の保全、水産資源の確保に関する諸問題の調査に関する件につきま
しては、今後なお検討すべき重要な問題が残されておりますので、閉会中の継続審査を、
議長に申し出ることにいたしました。
以上をもちまして、有明海・玄海再生、環境特別委員長の報告を終わります。
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